「伊賀忍者特殊軍団阿修羅」のメンバーによる忍術の実演=高島市の陸上自衛隊今津駐屯地で
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高島市で行われている日米合同訓練で、双方の親睦を図るための文化交流が五日、同市内の陸上自衛隊今津駐屯地で行われ、忍者のパフォーマンスなどが披露された。
米陸軍からの熱心な要望を受け、訓練参加している第十師団第三十三普通科連隊が三重県を本拠地とする縁もあって、三重県伊賀市の伊賀流忍者博物館で忍術を披露する「伊賀忍者特殊軍団 阿修羅」のメンバー五人が出演した。
手裏剣や鎖鎌を使った殺陣など迫真の演技に、コミカルさも加わったショーに日米双方から驚きの声や笑い声が広がった。手裏剣打体験もあり、隊員たちは野球の投手やダーツ投げなど好きなフォームで楽しんだ。
ハワイの米陸軍第二十五歩兵師団に所属するジェイク・モツさんは「手裏剣は当たらなかったけど貴重な体験ができた。米軍の訓練に忍術を取り入れてもいいのでは」と満足そうだった。習字の体験や全日本剣道連盟の森田栄津七段と濱田一多朗五段による居合の演武もあった。
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