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2つのエレベーター事故あわせて調査で検討11月6日 7時44分
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金沢市で「シンドラーエレベータ」が製造したエレベーターに女性が挟まれ死亡した事故について、消費者安全調査委員会は、5日に調査の申し出を受けた6年前の東京・港区のエレベーターの死亡事故とあわせて1件として調査対象とする方向で検討することになりました。
消費者事故の原因を究明し、再発防止につなげようと、先月発足した消費者安全調査委員会は、6日、2回目の会合を開き、初めての調査対象を選定することにしています。
委員会では、先月31日に金沢市のホテルで清掃作業員の女性が「シンドラーエレベータ」が製造したエレベーターに挟まれて死亡した事故について、当初、従業員用のエレベーターで起きたことから、消費者事故には当たらない可能性があるとしていました。
しかし、5日に調査の申し出があった6年前(平成18年)の東京・港区のマンションでの死亡事故も、同じ会社が製造したエレベーターで起きた事故だったことから、再発防止を図るためには早急に対応する必要があるとして、2つの事故をあわせて1件として、調査対象とする方向で検討することになりました。
また、畑村洋太郎委員長は、「シンドラーエレベータ」が6年前の事故をきっかけに、事業の在り方の検討などを目的に設けた組織に関わっていたため、中立性を確保する法律の規定により、調査対象を選ぶ審議やその後の調査には加わらないということです。
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