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北朝鮮に核開発停止求める決議採択11月6日 6時2分
国連総会の軍縮を扱う委員会は、5日、世界が核兵器の廃絶を目指して行動し、北朝鮮に対して核開発を停止するよう求める、日本が主導して提案した決議を圧倒的多数の賛成で採択しました。
「核兵器の完全廃絶に向けた共同行動」と題されたこの決議は、国連総会で軍縮問題を扱う第1委員会において、日本政府の主導で90か国以上が共同提案したものです。
決議では、核兵器のない世界の実現を目指して実効性のある取り組みを行うことや、核拡散防止条約を順守することを各国に呼びかけるとともに、核保有国に対しても安全保障政策における核兵器の役割を縮小するよう求めています。また、国連安保理の決議に違反してことし4月に弾道ミサイルの発射を強行し、核開発を続ける北朝鮮に対して、制裁の重要性を強調するとともに、核開発を停止するよう強く求めています。
投票の結果、賛成159か国、棄権は中国やロシアなど12か国、反対は北朝鮮1か国の圧倒的多数で採択されました。
日本の天野万利軍縮代表部大使は、決議が採択されたあと、「今回は共同提案国にアメリカに加えて初めてイギリスも参加し、核保有国の間にも積極的な支持が広がっている。北朝鮮に対しては、あらゆる機会に呼びかけを繰り返すことで効果があらわれると考える」と述べました。
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