8月11日14時46分。
気仙沼の小学校で、黙祷を捧げました。
311以降、
何度か東北に訪れ、
目を閉じ、両手を合わせていましたが、
その都度、
様々な想いが体中をかけめぐりつつ、
倫理観をたどりながら、
今、自分がここにいることの意味を考えざるをえません。
あれから1年半が経った今回も、
やはり、
善悪・正邪の判断において、
普遍的な規準となるものって一体何なんだろうって、
自問自答の繰り返しです。
朝一で、
気仙沼に入りましたが、
道中の超満員新幹線内でも、
ずっとそんなことを考えてました。
会場入りすると、
まず、
『東北六県ロール』でお披露目する「いわてん」の試作をして、
お気遣いいっぱいの「中華弁当」やおやつ達を頂き、
『LIGHT UP NIPPON』会場での顔合わせ&打ち合わせでした。
スタッフさん達の日焼けした肌を目の当たりにすると、
熱い気持ちが伝わってきて、
私も頑張らなきゃって、
さらなる意欲がグンとUPしてました。
その後、
『きゅっころりん』ライブ直前に、
石ちゃんと、
10分ほど振り付けを合わせ、
黙祷の時間をむかえました。
正直、
心内は、笑顔にはなれなかったですが、
ご来場頂く皆様方には、
めいっぱいの笑顔でいかねばと、
「笑顔・笑顔」と自分に言い聞かせて、
いざ本番でした。
『きゅっころりん』を発売したきっかけや、
震災復興に対する想いを語った後、
『きゅっころりん』ソングに合わせて、
何とか覚えた振り付けを踊ってましたが、
会場のお客様のニコニコ顔がずっと目に飛び込んできて、
目頭も胸も熱くなりっぱなしでした。
こんなに素敵な笑顔に出逢えるなんて、
思ってもみなかったので、
心底、来てよかったと思えたライブでした。
「ありがとう」が溢れながら、
名残惜しみつつ、
壇上を降りたのですが、
次は、
『東北六県ロール』で考案させて頂いた「いわてん」の売り子役です。
お客様の輝く笑顔に後押しされて、
スマイルを欠かさず、
「いわてん」販売をさせて頂きましたが、
用意していた100食が、
あっとゆーまに完売し、
またしても、
嬉しい「ありがとう」が充満してました。
これも、
暑い中、
「いわてん」を揚げて下さった方々のおかげでもあります。
この場をお借りして、
御礼申し上げます。
また、
イベント関係者方、
お疲れ様でした。
休める時に、ゆっくり休んで頂ければと思います。
さらに、
私達と同じく、
ボランティアで来てらっしゃった「グリコ」さん達の試食カレーや、
「ローリングホップ」を頂き、
お土産も買ったところで、
皆様に、120%の感謝の想いとエールを贈りながら、
会場を後にし、
タクシーの運転手さんに、
気仙沼の街並みを案内して頂きながら、
新幹線へと乗り込みました。
帰りの新幹線内では、
眠くてたまらないのに、
色んな思いが過り、
全く眠ることができないまま、
東京に着きましたが、
東北に訪れるたび、
徐々に、緑と笑顔が戻ってきている気がします。
自然も人間も、
ますます仲良く手を結んでくれるよう、
願うのみです。
でも、
願うだけではなく、
そうなるために、
私にできることを実践し続けなくてはと思います。
8月11日に、
気仙沼で、
たくさんの方々と手を結んだり、
笑顔や優しさに触れ、
私がプレゼントしなくてはならない勇気と人間力を、
逆に、満腹になるほど頂いてしまいました。
本当にありがとうございました。
皆様への感謝の気持ちを込めながら、
私は引き続き、
自分の軸をぶらさず、
心の料理を作り、
希望・笑顔・感謝を結ぶような活動を続けます。
きっとそれが、
皆様や、人・食・地球への恩返しであり、
私に与えられた使命です。
東北の皆様、
次回は、
『きゅっころりん』の歌と踊りだけではなく、
心から笑顔になれるおむすびを結びにいきますね。
おむすびは、
ありがとうの形、幸せの形、ニッポンの命
です。