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学長「大変理不尽だ」 秋田美術工芸短大4年制化不認可

 田中真紀子文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)の新設を不認可とした問題で、4年制化が見送られた秋田公立美術工芸短大の樋田豊次郎学長が4日、記者会見し、「今回の申請は文科省の基準と指導に基づいて行ってきた。不認可は自己否定であり、とても乱暴だ」と怒りをあらわにし、不認可の撤回を求める考えを明らかにした。
 北海道と東北6県の高校生を対象に昨年11月行った調査で「同大に希望する」「候補の一つとして考えている」と答えた生徒が907人いたことを説明。樋田学長は「学生の学ぶチャンスをつぶしてしまうことは大変理不尽だ」と憤った。
 3年次編入を希望した短大2年生を対象に今月中にも説明会を開く意向を示し、来年度の新入生の募集は遅くても年内に結論を出すとした。
 一方、秋田市には同大受験を考えていた生徒の保護者らから「開学できないのか」などと問い合わせが相次いだ。「理解できない。腹が立つ」といった田中大臣への批判も目立ったという。
 同市は5日、内定していた教員の処遇や来年度の新入生の募集などについて協議する。


2012年11月05日月曜日


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