昔は衛星パラボラがなければ見れなかったテレビもインターネットを通して見れる番組が増えてきた。 ソニーのロケフリや北米で発売されているスリングボックスを利用するのもいいが、北米の番組を見たい私は誰に頼めばよいのか・・・また日本では著作権が問題になりオンラインTVは今一盛り上がってない。


そんな問題等すべて無視してとりあえずどれだけインターネットを通してテレビを見れるか色々ソフトを試してみたので紹介する。 なおソフトの不具合による故障は保障しませんのでそこらへんは自己責任で。 あとどんなウィルス、アドウェアが潜んでいるかは分からないのでセキュリテイは万全にしてからチャレンジしてください。

KEYHOLETV: このソフトは日本の番組を海外で見るのに適している。 日本の番組は5CHくらいは見れる。 画面は少しコマが落ちてたりするが、日本の番組の雰囲気を感じるにはとてもよい。 時間帯によって視聴できるチャンネルが違ってくる。 やろうと思えば自分の家から放送ができる機能もあり。 テレビ以外にラジオも聴くことが出来る。 これがとりあえず一番お勧め。 海外において日本の情報及びサウンドに飢えてる方、ダウンロードして日本の声を聞きましょう! 問題は時差があるので北米夜に見ると、日本の朝の番組しかやってない・・・

TvAnts: 中国の大学が開発したソフト。 サイトも中国語であるが、ダウンロード、インストールは可能である。 まずダウンロードをした後にアップデートプログラムをインストールする。 主に中国系の番組が多いが、北米のチャンネルは結構カバーしていると思う。 Discovery, Fox, CNNは可能。 時間によってゴルフチャンネルや映画チャンネルもみれる。 NHKも視聴可能であった。 バッファするのに時間のかかるチャンネルもあるが、私はこのソフトが一番使いやすいと個人的に思う。 画像はそこそこみれるし大きくもできる。 問題は中国のサーバーが稼動してないと見れないこと。 また観れたり観れなかったり・・・



チャンネルにより差がある・・・激しいグラフの時は信号あり、少ないときは受信しないときもある。 


一度視聴した番組はChannelsのタブのところに保存されるので、後で検索する必要がない。 

TVU: これもP2Pのファイルシェアリングみたいなソフトだが、結構お手軽にチャンネルが検索できる。 右上のボタンで言語を日本語(Japanese)にするとTBS,朝日と日本テレビを視聴することができた。  日本の放送についてはKeyholeより綺麗に写り画面も大きい点があげられる。 時々チャンネルが減るときがあり今では日本の放送が見れなくなっている。  中国、英語放送は充実している。 このソフトも自分から放送が可能な機能がついている。

PPLIVE: チャンネルの選択が難しいソフト。 選択する箇所も中国語と併記されており見えにくい。 海外のチャンネルは少ないが中国系の放送だけをみるならまだ許せる範囲。 

SopCast: 中国の放送(ドラマ)、映画が多い。Video On Demandといって映画専門のタブがあるが、こちらはお金払ってみるものらしい。 日本語放送は一切なかった。 でも番組表がみにくく検索する機能が充実してない。 日本語番組はなかった。

PPMATE: 中国で開発されたP2P。 外観はPPLIVEに似ているが、バッファーする時間は長い。 それに番組検索でキーワードをいれて検索はできるがヒットする日本語放送の番組は少ない。 中国系の番組は充実しているみたいだけれども、英語、日本語系は少なめ。 クリックしても見れない番組が多いのは私のコンピュータが遅いのか本当にサーバーがしょぼいのかどちらだろ。 速攻アンインストールしました・・・

Zatoo: ヨーロッパ(ベルギー、フランス、デンマーク、ドイツ、ノルウェィ、スペイン、スイス、イギリス)以外の国からはダウンロードできん! 従って映像なし・・・

VGO: これまた中国製のソフトみたいだ。 表示はすべて漢字なのだが、そもそもテレビがみれるというよりビデオがみれるという感じか。 それともクリックするチャンネルが違っているのかは謎。 

Discovery Channel: ここのチャンネルがP2Pかというとそうではない。 ここではビデオフィードという形をとっているようだ。 インストールするソフトは無く、クリックするだけ。  問題はフルエピソードではなく、部分的にしか放送されない・・・なんでよ・・・

TV: 300を超えるチャンネルをオンライン放送している。 ジャンルを選ぶとそのジャンルで放送しているチャンネルを選べる。 まぁまぁ有名なのかもしれないけど、やはり日本語チャンネルは無い。

あーだこーだいろいろやってみたが、日本の番組をオンタイムでみるならKeyhole TV, 海外のチャンネルならサーバーが動いていたらTVAnts、動いてない場合はTVUが観やすかった。 それぞれ放送しているコンテンツが重ならないので、必要に応じてソフトを使い分けると良いであろう。 

番外編: ネット上をいろいろ検索してみると$40払ってソフトをダウンロードすると衛星テレビがみれるというのを結構見かける。 しかしながら、この手のソフトは実際購入しても全チャンネルみれる訳ではない。 金を払ってTVU Playerと対して変わらないというのが実感だ。 
自分の求めているのはあたかも現地(特に北米なのだが)のケーブルテレビをあたかもパソコンの前で全てみれるというのを探しているのだけど、いまのいままでそんなソフトは見たことない。 一番近い形で実現できているのはソニーが出しているロケフリまたはSling Mediaがだしているスリングボックスみたいのだがこれも機器を設定した上でその人しかみれないという事もあり少し趣旨が違うのである。

しかしテレビコンテンツのオンライン化は避けられない方向にあり、日本で実現しなくても他の国から実施されていくであろう。 また従来の広告収入で運営していくのも難しくなり、ビジネス事態の形態を変えないとつぶれるチャンネルも出てくるのが予想される。 広告主としてはそもそもどれだけCMを流したらどれだけ売り上げに跳ね返るのかという一番肝心な所をテレビ運営側が提供できない限り、どんな事をしても視聴率さえ保てば良しとする悪循環から永久に抜け出せれないのである。 

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