こういう時、登場します『やっこちゃん』
テーマ:UTA劇場「こんにちはー。」
「こんにちは、今日寒くなりましたねぇー。」
「ほんと!外寒い風吹いてた~。」
な~んて会話が、1日の中でヘルパーさんや看護師さんとやり取りすること多くなりました。
うんと暑い夏と、この先に控えるうんと寒い冬は、
こうして我が家へ日常的に訪問してくださる皆さんに、本当に感謝の思いが募ります。
この時期は、歌子はこれまでを振り返ると・・・ほぼ入院だったね
それはいつも無気肺になるところから始まります。
さらさらと引けてた痰が粘度増したり、
痰の量が増えたり
風邪っパナみたいに色が着いてきたら、警笛サインです
私には「くるよーくるよー!でっかいのくるよー!!」と聴こえます。
嫌だ、来ないでっという心境。
次第にサチュレーション(酸素飽和度/脈泊)の数値が踊りだし
(平常時のUTA値(緑字)から苦しい!値になると赤字で賑やかにピーピーと鳴る様になっている)
母のワタクシは、日夜ぶっ通しの”看護人”へとスイッチオン入ります。
愛情で動く、無免許・医療的ケアばんばんスペシャル歌子オンリーの看護人、
『やっこちゃん』見参
すべては入院は避けたいから。
次から次から湧き出てくる痰が、小さな肺いっぱいに溜まるのを
吸引により排除するのに出来ることを精一杯徹します。
身体の向きを左右へ大きく変え、重力を利用して水が低いところへ流れるように、
少ないエネルギーで効率よく、たん喀出(かくしゅつ)をうながす方法が「体位ドレナージ」といいます。
普段の歌子はこの体位変換を「痺れ」も考慮して約1時間半毎します。
そして動いた痰を吸引してまた暫く同姿勢でも楽に過ごせれるというサイクル。
それが、このしんどい時は10分とサチュレーションの値が保てない。
(つまりはあまりに痰が湧き上がりすぎてすぐさま低い側の肺に痰が溜まり、
よい呼吸に必要な肺のスペースがなくってとてもとても苦しくなる。)
粘度が強いと硬い痰となりなかなか引けません。
そこで痰をやわらげるために「吸入」も加えます。
さらには気管から挿入できるカテーテルには安全の為にも吸引制限(挿入の長さ)を
決めているので届かない肺の奥のほうにある痰を引っ張り上げる「カフアシスト」もします。
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これは私たちが「ゴッホン!!」と咳をするのが近いイメージです。
炊飯器みたいなボディの、頼れるヤツです。
と、あれやコレや総出でやっておりますが
自分も年々押し寄せる老いを感じざる得ません。
しんどさが抜けず、徐々に『やっこちゃん』精度落ちます。急落急落
私への助っ人来たりっ!とばかりに
訪問看護師さんやヘルパーさんが入ってくださる日中の短時間に
集中リカバリー寝を図ろうと思うのだが、ほったらかしている家事がなぜにこういう時気になる。それに夕方にはお腹を空かせたチビ×2が帰ってくる!
御飯も考えなきゃー!と母スイッチを入れちゃって。
ついには私が点滴を打ちにいくわけで・・・
本日、打ってきたわけでありました・・・・
今週末の2連泊お出かけ、ワタシだいじょうぶかなぁー(ぼそり)
冒頭のような、季節の”ご挨拶やりとり”が、年末も、年始も
『歌子が居る』我が家で、
日常的に訪れてくれる訪問看護師さんやヘルパーさんとできるといいです。