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iPhone5発売から一ヶ月経過。テザリング効果も空しくソフトバンクがauを上回る

Takashi Ohmoto

2012年11月05日 06:00

2012年9月21日に発売されたiPhone5。発売から一ヶ月が経過した、10月1日~31日までを対象とした販売ランキングがBCNから公表された。ランキング1位から6位までをiPhone5で独占する形となった。(なお、7位にサムスン Galaxy SIIIがランクインしている)
1位 iPhone5 32GB(SoftBank)
2位 iPhone5 64GB(SoftBank)
3位 iPhone5 32GB(au)
4位 iPhone5 64GB(au)
5位 iPhone5 16GB(SoftBank)
6位 iPhone5 16GB(au)

16GB、32GB、64GB全てのモデルでソフトバンクがauを上回った。iPhone5発売初週はau優勢が報じられていたが、一ヶ月の累計ではソフトバンクに軍配があがった。

■テザリングに興味があり利用しているユーザは「僅か16%」
iPhone5発売を巡って、ヘビーユーザからの支持が多かったのがテザリングの有無だ。auはiPhone5発売当初からテザリングサポートを発表。ソフトバンクは当初テザリングの対応を予定していなかったが、急遽テザリング対応を発表し2012年12月15日からiPhone5でもテザリングを提供する。そのため現時点ではテザリングを利用したければau版のiPhone5で無ければ利用することは出来ない。にも関わらず、ソフトバンクモデルが上回ったということは、テザリング以外の部分にユーザは魅力を感じると考えるべきだろう。

MMD総研の調査によれば、現在スマートフォンを利用しているユーザで、テザリングを利用していると回答したユーザは16.3%に留まった。

 利用しない理由は「テザリングの必要性を感じない」が最も多く約3割、その後、使い方がわからない、バッテリーの持ちが悪くなる、別途利用料金がかかるといった、テザリング利用における操作方法、値段、利便性の面での課題が浮かび上がった。

端末を複数台所有するヘビーユーザだけにニーズがあるテザリング。スマートフォンがかなり普及したとはいえフィーチャーホンからの移行期である日本では初めてのスマートフォンとなるユーザも多い。そういったユーザに最も重要な訴求点は「テザリング」よりも「通信費と端末価格」。
iPhone5商戦はまだ始まったばかりだが、ヘビーユーザでは無く、マス層の支持を獲得した企業が最終的に勝利することになるだろう。

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