魔法少女リリカルなのはStrikers ~武神を目指す剣士と閃光の騎士~ (白の牙)
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第01話
フェイト side
私は今、幼馴染のなのはと一緒に次元振が感知された場所に向かっている
「(今日に限って急な仕事が入るし。それにこんなことまで起こるなんてついてない)」
「フェ、フェイトちゃん?朝から機嫌が悪いみたいだけど・・・何かあったの?はやてちゃんもそうだったし」
隣にいるなのはが私に聞いてきた
「不機嫌にもなるよ。大事な用があるから昨日頑張って今日の分の仕事を終わらせたのに、急な仕事が入ったんだから」
「そ、そうなんだ」
なのはが私を見て汗を流しているけど、今の私そんなに怖いのかな?
実際、司令室ではフェイト以上に機嫌の悪いはやてがおり、そのはやてから発せられる空気により司令室ではいつも以上に緊迫していたと、はやての補佐である二人から後日聞いた
「それより、次元振が感知されたのはこの辺なんだよね?」
「うん、はやての話だとこの辺みたいだけど」
私達が辺りを見回していると、遠くから爆発音が聞こえた
「フェイトちゃん!!」
「うん!行こう!!」
なのはの言葉に頷き、私達は爆発音のしたほうへ向かった
フェイト side end
鋼牙 side
「大丈夫か明日菜?」
「はぁ、はぁ、うん、なんとか」
気が付くと俺達は知らない森の中におり、二人で森を歩いていると、複数のロボットが現れ俺と明日菜に襲い掛かってきた。俺は明日菜を抱え、何とかロボットを撒いたが
「ちぃ、もう来やがったか」
木から顔を出しロボット達が追い付いてくるのを確認すると
「・・・・・使うしかないか」
俺はそう呟いた
「鋼牙君?」
俺のつぶやきが聞こえたのか明日菜が不思議そうな目で俺を見ていた
「明日菜、ここから一歩も動くなよ」
「え?う、うん」
頷いたのを確認すると、ロボット達の前へと歩を進めた
「こ、鋼牙君!?」
「大丈夫だ。そこで待ってろ」
明日菜にそう言い、首にかけているネックレスに触ると
「起きろゼロ!」
ネックレスに話しかけた
『ふわぁああ~~~・・・どうした鋼牙?何かあった・・・・見たいだな』
ネックレスから声が発せられ、俺に質問してきたがすぐに状況が解ったようだ
「ああ。行けるか?」
『勿論だ。リミットはどれだけ外すんだ?』
「どんな状況になるか解らない?それに・・守らなきゃいけない奴が後ろに居るんだ。魔力は一段階解除、重力は全部外してくれ」
『了解、リミット解除』
ザルバのその言葉とともに魔力が溢れ出し、体が軽くなった気がする
「さぁ、行こうか」
『wake up』
黄金の光が鋼牙を包み込んだ。着ていた服がSAO時に着ていた服に酷似した服になり、右手には剣を握っていた
「・・・・・」
鋼牙は居合の構えを取るとそのまま尋常ではない速さでロボットを通り過ぎた
「抜砕竜斬」
そして、血を払うかのように剣を振るうと今通り過ぎたロボット全部に亀裂が入り、爆発した
「燃え尽きろ、覇道滅封!!」
剣を振り上げ、灼熱の衝撃波を飛ばして残りのロボット全てを破壊した
「・・・・・もういない・・・よな?」
『解んねぇぜ?もしかしたら伏兵がいるかもしれないから警戒は怠るなよ』
「解ってるさ。明日菜、出てきてもいいぞ」
ゼロの発言に頷き、俺は明日菜にもう出てきてもいいと声をかけた
「鋼牙君、今の一体。それにその力って」
「この力は・・・」
明日菜にすべてを説明しよとしたとき
「動かないで下さい」
空から声が聞こえ、空を見上げると。見知った顔があった
「時空管理局です。武器を捨ててください・・・・って、あれ?鋼牙に明日菜?何でここに」
そこには、前に見せてもらった服を着ている俺の恋人の一人フェイトがいた