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トヨタ 営業利益の見通し上方修正へ
11月5日 4時31分

トヨタ 営業利益の見通し上方修正へ
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トヨタ自動車は、5日発表する中間決算で、中国での販売不振が続く一方、北米や東南アジアで販売が好調なうえ、いっそうのコスト削減も見込めるとして、今年度の営業利益の見通しを現在の1兆円から500億円程度増やして上方修正する方針を固めました。

トヨタは、日中関係悪化の影響が続く中国で、先月の新車の販売台数が去年の同じ月に比べて40%余り減少し、先行きも不透明な状況となっています。
その一方、北米や東南アジアなどでは好調な販売を維持し、国内外の車の生産などにかかるコストの削減もいっそう進む見通しです。
このため、関係者によりますと、トヨタは、5日午後発表する中間決算で、今年度のグループ全体の営業利益の見通しを現在の1兆円から500億円程度増やして上方修正する方針を固めたことが分かりました。
営業利益が上積みされることに伴って、現在7600億円と見込んでいる最終利益も上向きに修正する方針です。
日本の自動車メーカーでは、富士重工業も中国での販売不振を北米の販売で補えるとして、中間決算で今年度の営業利益の見通しを上方修正していますが、中国での販売比率が比較的高いホンダは1000億円下方修正していて、明暗が分かれています。

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