2012年 11月 5日
教育県復活へ学力向上検討委員会
子供の学力向上の取り組みについて協議する委員会が開かれ、学力低迷が深刻化する岡山県の今後の施策について話し合われました。委員会は全国学力テストで岡山県が下位に低迷しているを受け設けられたもので大学関係者や小中学校の校長など13人で構成されています。県教委が2008年から5年かけて取り組んでいる学力向上アクションプランについて検討してきましたが、プランの最終年である今年度の学力テストで小中学校ともに40位以下と成果は出ませんでした。委員からは「プランが1人1人の教員や家庭まで浸透していない」、「成果の出ている取り組みとそうでないものをしっかりと分析すべき」などの意見が出されました。委員会では来年度の予算がまとまり次第、具体的な施策について検討する方針です。

津波防災の日 岡山県庁でパネル展
11月5日は津波の対策について考える「津波防災の日」です。岡山県庁では「津波防災の日」にちなんだパネル展が始まりました。岡山県庁では、東日本大震災で津波の被害を受けた岩手、宮城、福島の沿岸部の写真のほか、避難場所や避難経路の確認などを呼び掛けるパネル、約30枚が展示されています。この展示は、東日本大震災を受けて国が去年、制定した「津波防災の日」にちなんで開かれています。11月5日は江戸時代に津波の被害をもたらした安政南海地震が発生した日とされています。このパネル展は岡山県庁の1階県民室で今月8日まで開かれています。

秋の叙勲 伝達式
長年にわたり様々な分野で社会に貢献した人に贈られる秋の叙勲の伝達式が岡山県庁で行われました。伝達式には地方自治や社会福祉などの分野で秋の叙勲を受章した岡山県内の27人が出席しました。そして元玉野市議会議長で旭日小綬章を受章した藤原貢さん(78)など1人1人に石井知事から勲記と勲章が手渡されました。秋の叙勲は岡山県内から57人、香川県内からも57人が受章しています。

岡山県内景気「やや弱め」
岡山県内の景気について日本銀行岡山支店は海外経済の減速などの影響で「やや弱め」の動きとなっていると7ヵ月ぶりに判断を引き下げました。日銀岡山支店によりますと9月はデパートやスーパーで食料品やレジャー関連商品の売れ行きが好調で個人消費は底堅く推移しています。また設備投資は製造業を中心に去年の同じ月を1割上回り、全体としては持ち直しの動きとなりました。しかし自動車や石油化学などの主な製造業で海外経済の減速や円高の影響を受け、生産が減少しています。こうしたことから県全体の景気としては7ヵ月ぶりに判断を引き下げやや弱めの動きとなっているとしました。