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“大学認可見送りは暴挙 撤回を”11月4日 18時43分
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田中文部科学大臣が秋田市の秋田公立美術大学の認可を見送ったことを受けて、この大学への移行が予定されていた短期大学の学長が4日、記者会見を開き、認可の見送りについて「暴挙だと考えます」などと述べ、撤回を求めました。
秋田公立美術大学は、秋田市が秋田公立美術工芸短期大学を4年制の大学に移行させる形で来年4月に開学させようと設置の申請を行いましたが、田中文部科学大臣は2日、ほかの2つの大学と共に認可を見送ったことを明らかにしました。
これを受けて、開学後は大学の学長に就任する予定だった短期大学の樋田豊次郎学長が4日、記者会見を開きました。
この中で樋田学長は「今回の申請は文部科学省の基準と指導に基づいて行ったものであり、不認可は申請制度の自己否定だ」と田中大臣の決定を強く批判しました。
そのうえで「残念という言葉を超えて暴挙だと考えます」などと述べ、認可の見送りについて怒りをにじませながら撤回を求めました。
大学の予定地では、4日は新しい大学を知ってもらうためのオープンキャンパスが予定されていましたが、急きょ中止され大学の構内は閑散としていました。
今回の決定について秋田市の穂積市長は、2日の会見で「非常に遺憾だ」と批判し、同じく認可が見送られた札幌市と愛知県岡崎市の2つの大学と共に近く文部科学省を訪れて、田中大臣に直接決定の撤回を求めたい考えを示しています。
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