ここから本文エリア 百人一首に688人 宇都宮で大会2012年11月05日
百人一首とのゆかりを知り、その普及にもつなげようと宇都宮市で4日、第18回うつのみや百人一首市民大会が開かれた。小学生を中心に、ここ数年では最多の688人が参加。真剣な表情で対戦に臨んだ。 百人一首は、鎌倉時代に宇都宮城主だった宇都宮頼綱(より・つな)が出家後、藤原定家に和歌の選定を頼んだことが誕生のきっかけとされている。大会は1995年、翌年の市制100周年に先だち、ゆかりのある百人一首の普及と文学振興を目指して始まった。しかし、ここ数年の参加者は約500人で推移し、伸び悩んでいた。 市教育委員会などでつくる実行委員会は、昨年から「百人一首フェスタ」を開催。さらに市立の小中学校の教育カリキュラムにも百人一首が組み込まれた。今回の大会は、そうした取り組みで興味を持った子どもたちが増えたことが参加者の増加につながったという。 実行委の鈴木光世さんは「楽しみながら歴史について理解を深めてもらいたい」と話す。初参加した中学1年の高野大河さんは「夏から始めたばかりだけど、面白い。接戦で決勝に進めなかったので、来年また挑戦します」と話した。
マイタウン栃木
|
ここから広告です 広告終わり ここから広告です 広告終わり |