この冬、節電要請をしている北海道電力の社員が、酒を飲んで車を運転して衝突事故を起こし、1人が死亡し、2人が重軽傷を負いました。男は1日午後5時半ごろから会社で酒を飲み、その後、別の場所でも同僚と酒を飲んでいました。事故を起こした午後10時半には、男は会話にならないくらい泥酔していたということです。
3日朝に送検されたのは、北電旭川支店に勤務し、電線の保守点検作業を担当していた松岡孝佳容疑者(21)です。松岡容疑者は1日、酒酔い運転で旭川市内の交差点で赤信号を無視して進入し、車4台が絡む衝突事故を起こした疑いが持たれています。この事故で、最初に衝突された男性が3日に死亡しました。ほか女性2人が重軽傷です。
目撃者:「結構な千鳥足のような状況で歩いていたので、かなり酒に酔っていたように見受けられた」
松岡容疑者は、北電旭川支店の食堂で開かれた懇親会で酒を飲んだ後、場所を変えて同僚たちと再び酒を飲んでいました。警察によりますと、松岡容疑者は「事故のことをよく覚えていない」と話しているということです。