『東京新聞』国際(TOKYO Web)
▼ 福島双葉町長、国連で訴え 原発事故は終わっていない
【ジュネーブ共同】国連人権理事会で日本の人権状況を審査する会合が開かれるのを前に、東京電力福島第1原発事故で警戒区域となっている福島県双葉町の井戸川克隆町長が30日、ジュネーブの国連欧州本部で、非政府組織(NGO)主催の会合に出席し、日本政府は収束宣言を出したが「原発事故はまだ終わっていない」と訴えた。
31日の人権に関する「普遍的審査」制度に基づく対日作業部会では、各国から原発事故後の日本政府による健康対策が取り上げられる可能性もある。
井戸川町長は、津波や原発事故などの様子を説明。自分が被曝した放射線の量も知らされず、政府の情報開示がないことを批判した。
さらに「わたしたちに人権はないのか」と呼びかけ、子どもたちを「救って欲しい」と強調した。
すべての国連加盟国を対象に人権に関する政府や状況を審査する「普遍的審査」は2008年に始まった制度で、日本にとっては今回が2回目。
『東京新聞』(2012年10月31日 01時12分 【国際】)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012103001002397.html
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