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ドラム缶か 海中から引き上げ10月30日 12時15分
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兵庫県尼崎市の死体遺棄事件で、起訴された女の周辺で行方不明になっている人のうち、54歳の男性の遺体がドラム缶に入れられ遺棄された疑いが強まったとして、警察が30日朝から岡山県備前市の海を捜索したところ、海中からドラム缶のようなものが見つかり、正午すぎ、海面から引き上げられました。
ドラム缶のようなものが見つかったのは、兵庫県との県境に近い、岡山県備前市の瀬戸内海に面した港です。
去年11月、兵庫県尼崎市で発覚した死体遺棄事件で起訴された角田美代子被告(64)の周辺では、尼崎市の住宅で3人の遺体が見つかったほか、5人が行方不明になっています。
警察によりますと、行方不明者のうち、元溶接工の橋本次郎さん(54)は、去年夏ごろ、集団生活をしていた尼崎市内の角田被告のマンションで暴行を受け、衰弱して死亡したとみられています。
さらに、遺体はマンションの近くの貸倉庫でドラム缶に入れられ、岡山県備前市の海に遺棄された疑いが強まったということです。
このため警察は30日朝から死体遺棄の疑いで備前市の港を捜索し、機動隊員が海に潜って調べたところ、岸壁に近い海中でドラム缶のようなものが見つかり、正午すぎ、クレーンで海面から引き上げました。
警察は、遺体が港まで車で運ばれて岸壁からドラム缶ごと遺棄されたとみて詳しく調べ、遺体が見つかりしだい確認を進めることにしています。
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