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大型バス 自動ブレーキ義務化
11月1日 17時14分

大型バス 自動ブレーキ義務化
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高速道路でバスの事故が相次いでいることを受けて、国土交通省は、主に高速道路を走る大型バスを対象に、衝突の危険を検知して自動的にブレーキをかける装置の取り付けを義務づける方針を固めました。

ことし4月には群馬県の関越自動車道でツアーバスが壁に激突し、乗客7人が死亡したほか、8月には宮城県の東北自動車道でツアーバスがトラックに追突するなど、高速道路でバスの事故が相次いでいます。
このため、国土交通省は、1日開かれた検討会で、主に高速道路を走る大型バスを対象に、衝突の危険を検知して自動的にブレーキをかける装置の取り付けを義務づける方針を固めました。
この装置は、車体に取り付けたレーダーが前方の状況をチェックし、衝突のおそれがあると運転手に音で知らせます。
それでも気づかない場合は自動的にブレーキが作動し、衝突しても衝撃を弱める仕組みです。
対象となるのは、定員が50人を超えるような主に高速道路を走る12トン以上の大型バスで、平成26年11月以降、新たに開発されたりモデルチェンジしたりしたバスに適用される予定です。
一般道路を走る路線バスは乗客が立っていることも多く、急にブレーキがかかるとけがをするおそれもあるため、対象から外されました。
国土交通省は、この方針を年内に正式に決定することにしています。

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