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大飯原発 規制委が断層を初調査11月2日 12時8分
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国内で唯一運転中の福井県の大飯原子力発電所で、国の原子力規制委員会は、敷地にある断層が活断層かどうかを検証する初めての現地調査を行っています。
大飯原発を訪れたのは、原子力規制委員会の島崎邦彦委員と学会から推薦された専門家の合わせて5人で、まず、関西電力からこれまでの調査について説明を受けました。
このあと、敷地の北側で、地面の断面を見る「トレンチ調査」などの現場を訪れ、「F-6破砕帯」という断層が活断層かどうかを検証するため、地層に触れるなどして調べました。調査は午後も行われ、4日に断層を評価する会議が開かれることになっています。
規制委員会は、去年3月の巨大地震を受けて、電力会社などが断層を調べている大飯原発を含む全国6か所で現地調査を行う計画で、今回が初めての調査となります。
国内で唯一運転している大飯原発では、断層の上に原子炉を冷やすために使う海水を取り入れる安全上重要な配管があり、規制委員会は、結果によっては運転の停止を求める考えを示しています。
これに対し、関西電力は31日、「現時点では、断層は活断層とはみられない」とする中間報告をまとめていますが、断層を想定どおり確認できておらず、疑問が残る結果になっていて、規制委員会の判断が注目されます。
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