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思い浮かべるだけ 家電や車いすを操作11月2日 6時57分
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頭の中で手を動かす動作を思い浮かべるだけで、テレビのチャンネルを変えたり車いすを動かしたりできる技術の開発に、京都府精華町の研究機関などが成功し、未来の家電製品の開発につながると期待されています。
頭の中で考えるだけで家電製品などを操作できる技術を開発したのは、京都府精華町のATR=国際電気通信基礎技術研究所と大手住宅メーカーなどの研究グループです。
頭に取り付けたセンサーが脳の血液の流れや脳波を読み取り、手を動かす動作を思い浮かべると、機械が信号を送って家電製品などを操作します。
1日に行われたデモンストレーションでは、車いすに乗った男性が頭の中で動かす手を右手にするか左手にするかで、テレビのチャンネルを変えたり車いすを動かしたりしていました。
研究グループによりますと、脳波などを検出する機械の小型化に成功し、家庭内でも使えるようになってきたということで、ATRの石井信室長は、「今後8年ほどで実用化にこぎつけ、体の不自由な人などに使ってもらえるようにしたい」と話していました。
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