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作家の藤本義一さん死去10月31日 3時8分
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大阪を舞台にした小説や脚本を数多く手がけ、上方の文化や人情を描き続けた直木賞作家の藤本義一さんが、30日夜、中皮腫のため病院で亡くなりました。79歳でした。
藤本さんは昭和8年に大阪・堺市で生まれ、大阪府立大学の在学中からラジオやテレビドラマの脚本などを手がけました。
昭和49年には明治時代末の大阪を舞台に落語家の生き様を描いた小説「鬼の詩」で直木賞を受賞しました。また、民放の深夜のTV番組の司会を25年間にわたって務めるなどテレビの世界でも広く活躍しました。
平成7年の阪神・淡路大震災では兵庫県西宮市の自宅で自らも被災しました。この経験から、平成11年に震災で親を亡くした子ども達のための施設を兵庫県芦屋市に設立するなど被災者の支援にも取り組んでいました。
藤本さんは、1か月ほど前から中皮腫のため西宮市内の病院に入院していましたが、病状が急変し、30日夜、亡くなったということです。
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