熱唱で送る　桑名さん通夜に７００人

　心不全で２６日に５９歳で亡くなった歌手、桑名正博さんの通夜が２９日、大阪市阿倍野区のやすらぎ天空館で営まれた。内田裕也（７２）が葬儀委員長を務め、女優の夏木マリ（６０）、お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史（４２）ら約７００人が参列した。

　桑名さんをしのんで、ロック魂あふれる通夜となった。読経後には、生前最後に演奏活動をしていたバンドメンバーによるライブ演奏。ボーカルには内田やお笑いコンビ、ザ・ぼんちのぼんちおさむ（５９）ら親交のあった芸能人が入れ代わり立ち代わり、桑名さんの代表曲「セクシャルバイオレットＮｏ．１」などを約２時間にわたり熱唱した。

　長男で歌手の美勇士（３１）は「（母親のアン・ルイスと）離婚してからは親じゃない、先輩として桑名さんって呼んでいました。桑名さんに、これだけの人が来てくれたのは人徳があったからでしょうか。どれだけ愛されてたか初めて気付きました。お祭り好きでしたから、ふさわしいお通夜になったんじゃないでしょうか」と話した。

　告別式は３０日午前１１時半から同所で。