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全国には色々な珍しい食べ物がありますが、岩手の西和賀町でも、かなり変わったものを天ぷらにするのです。 それは、「ビスケット」!
ただし、作り方は普通の天ぷらとは作り方がちょっと違うのです。 まず、小麦粉ともち米を粉にしたものを半分ずつ混ぜて使います。もち米の粉を使うことで、「フワッ」と揚がるそうです。 そして、ビスケットは、イトウ製菓の「かあさんケット」がベストとのこと。 チョコレートがついたものや、クリームが挟まったものはダメだそうです。
さらに、油の温度は通常の天ぷらより低い150度。 約1分半揚げれば出来上がり! かなり厚みが出るのです。
食べてみると……外側が「モチモチッ」としていて、中のビスケットがわずかに「サクッ」。 甘みがあって、これが美味しいのです! この「ビスケットの天ぷら」は50年以上前から続いていて、おやつ感覚としての他、法事の際の精進料理にも欠かせないそうです。 料理をして下さった中村キミイさんによると、「昔、あまり物のない時代に腹もちのよいものは何かないものか?という所から始まったのでは……」と言われているようです。 |