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【グラニュース】


ペレイラ、来季グラ加入へ

2012年11月2日 紙面から

闘莉王(手前)の低いクロスにジャンピングヒールシュートで合わせるチアゴ・ペレイラ(右)=トヨタスポーツセンターで(宮崎厚志撮影)

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 名古屋グランパスが来季新加入選手として、渋谷幕張高のブラジル人FWチアゴ・ペレイラ(19)を獲得することが濃厚となった。ペレイラは1日から3日間の予定で練習参加。現場のゴーサインが出次第、正式にオファーする方針だ。来日3年目のペレイラは日本国籍取得に向け動き始めており、将来グランパスを背負う大型“日本人”ストライカーに成長する可能性を秘めている。

 計り知れない潜在能力を秘めた大型ストライカーのグランパス加入が濃厚となった。ペレイラは3日のFC刈谷戦(14時・トヨタスポーツセンター)にも出場予定で、ストイコビッチ監督はじめ現場のコーチ陣の評価を確認次第、正式オファーを出す。過去にはFC東京、J2北九州にも練習参加しているが、ペレイラは「グランパスに1番入りたい。闘莉王もいるし、いいチームなので」と第一希望を明かした。

 初日から、高い素質の一端を見せた。全体練習後、高校の先輩であるDF闘莉王にクロスを上げてもらい、磯村と競り合いながらのシュート練習。指揮官のチェックを受けながら、力強いシュートを何本も放った。技術は粗削りだが、久米GMは「身体能力はすごい。うまく育てたら面白い素材」と評価。ペレイラも自身の特長を「あきらめない気持ち。あとはスピード。DFの裏に抜けるのは好き。ヘディングも。体のぶつけ合いにも強いと思う」と、「一生懸命勉強した」という日本語で説明した。

 闘莉王の故郷から車で約1時間の距離にある町の出身で、闘莉王同様、宗像マルコス監督に才能を見いだされて来日した。それから3年、尊敬する先輩と同じ道を歩む決意は固まった。「どこでもいいからプロになりたいと思って日本に来た。3年間がんばって、友達もたくさんできて、もうブラジルには帰りたくない。日本でプロになりたい」。すでに2回宗像監督と国籍取得に向けて話し合った。在住5年が条件になるためすぐに申請はできないが、着々と準備を進める予定だ。

 もちろん、すべてはプロ入りを決めなければ始まらない。「闘莉王みたいに日本代表になりたい」という夢をかなえるためにも、まずはこの3日間でアピールし尽くすつもりだ。 

 (宮崎厚志)

 ▼チアゴ・ペレイラ 1993年4月30日、ブラジル、サンパウロ州サント・アントニオ・ド・アラカンガ出身の19歳。千葉・渋谷幕張高サッカー部の宗像マルコス監督のセレクションを受け、16歳で単身来日した。スピードとパワーを兼ね備えた大型FW。183センチ、80キロ。

 

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