お好みの季節に、お好みの期間で、お好みの量を、お好みのゾーン(曜日・時間帯)で流すことができます。
営業局にはよく「いくら払ったら何本くらいCMが流れるの?」という問い合わせが寄せられますが、
スポットCMにおける現行の料金体系は、タイムCMと異なり、パーコストという指標を用いるので、
「1本いくら」という考え方はほとんどしません。
それでは、料金はどのようにして決まるのでしょうか?そのメカニズムについてご説明します。
◆視聴率データ
スポットセールスでは、販売するCM枠ひとつひとつの視聴率実数が
セールスデータとして使用されます。
具体的には、調査会社(ビデオリサーチ社)による、世帯視聴率の4週平均データを使用します。
約1ヶ月の平均視聴率を活用することによって、データのばらつきを抑えています。
右の図1では、薄い黄色の部分がそれにあたります。
◆GRP
視聴率の合計を「GRP」とよびます。
「Gross Rating Point」の略です。
15秒CMを1単位として、朝8時スタートの番組の開始前のCM(0800SB)15秒1本が9.8%で、
8時スタートの番組中のCM(0800PT)15秒1本が9.5%なので、
この2本を合わせたGRPは19.3%だという計算をします。
※図1参照
※PT(ピーティー):主に番組の中に流れるCMポジション
※SB(ステブレ):番組と番組の間に流れるCMポジション
◆パーコスト
視聴率1%の値段はいくらか、それを示す数字を パーコスト といいます。
150万円の発注をして、15.0GRP分のCMが流れたとすれば、そのパーコストは10万円ということになります。
逆に、150万円で、コスト10万円だから、15.0%GRP分の枠でCMが流れた、という考え方もできます。