Bread - Hellenic Republic
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誕生日、記念日、いろんなお祝いの日に「高級レストランでディナー」をする人はたくさんいると思います。

敷居の高いレストランでのディナーって、ちょっとビクビクしてしまいますよね。

レストランによっては、カジュアルな雰囲気のところもありますが、格式高い場所ですと、それなりのマナーをわきまえなければいけないことも出てきます。

そんなマナーのひとつ、レストランでパンが出てきますよね、あのパン、正しく食べられていますか?

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そんなの普通に食べればいいんじゃないの?と思っている人が多いかもしれません。ですが、実はそんな些細な部分も、一緒に行くお相手だったり、レストランによっては、恥ずかしい思いをしてしまう可能性もあるのです。

そこで今回は、レストランのテーブルマナー、パンの美しい食べ方を紹介します。

高級レストランなどで恥ずかしい思いをしないために、何よりも美しくパンを食べられるように、頭にいれておいて損はない基本のマナーとなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

【パンの選び方&置き方】

料理をオーダーした後、パンのかごを持ってウエイターが来ます。
カジュアルなレストランの場合は選ばずにパンをお皿に置きますが、高級レストランの場合は数種類の中から選ばせてくれることもあります。

パン皿がない場合は、テーブルクロスの上に直接置いてもかまいません。パン皿が用意されないときがあるのは、ウェイターの置忘れではありませんので、気をつけましょう。
通常、ウエイターがトング等でパン皿に置いてくれますが、自分で取る時は、左手を使うのがエレガントです。配膳は左側から行われますので、右手で取ると体をねじることになり、不恰好になるからです。
テーブルクロスを汚して良いのは、昔の貴族の特権。ですから、料理のソースがはねたりこぼしても、恥じる心配はありません。

【パンを食べるタイミング】

日本ではご飯と同じように主食のイメージがありますがフレンチやイタリアンの場合、パンは主食ではなく料理間の箸休め、口の中の掃除など料理を美味しく食べるための役割です。

どうしても、最初にパンを持ってこられると、そのパンから手をつけたくなりますが、そのうちに最初の料理が運ばれてきます。パンでお腹を満たしてしまうとせっかくの料理が楽しめなくなるため、料理と料理の間に食べることをオススメします。

その他に、パンを食べることで口の中をきれいにし、前の料理の味を消す目的があるので、料理と料理の間がよいとされています。

【バターのつけ方】

共通で使うようテーブル中央にバターが置かれている場合は、共用のバターナイフを使い、自分のパン皿に持ってきてからバターをつけます。
もしパン皿がなくテーブルクロスに置いている場合は料理の皿の端にのせても大丈夫です。

【パンの食べ方】

パンは一口サイズにパン皿の上で手でちぎって召し上がりください。バターは、ちぎったパンにぬり口に運ぶのがマナーです。
まるかじりは、マナー違反ですし、不格好なのでNGです。パンをちぎらずバターを丸ごとのパンにぬることもタブーですので覚えておいて下さい。
ナイフでパンをカットすることも、もちろんタブーとなっています。

〈スープ〉
スープに浸すのはどんな場合でもいけません。フランス料理では特に嫌われる行為なのでご注意ください。
飲み終わった後、お皿を拭うのもNGとされています。

〈料理のソース〉
ソースをからめるのは許される場もありますが、残ったソースをパンで拭うのは、親しい間柄やカジュアルなレストランではOKとなっています。
パンをちぎって皿の上に置き、ナイフとフォークでソースを塗れば良いでしょう。あまりエレガントな行為でもありませんが、美味しく食べるのが一番です。

ちなみに料理人としての意見を聞くと、ソースをきれいに拭うのは一生懸命ソースを作った人にとっては嬉しいことだと言われます。
厨房に戻ってきたお皿がきれいになくなっていたら、「美味しかった、ありがとう」と客席から声が聞こえてくるように思えるからです。

【パンのおかわり】

パンはおかわりが出来ます。パン皿が空になった時点で、ウエイターが持ってきてくれます。
食べられる分だけ、パン皿にとることがマナーです。持ってきてくれなくても、一声掛ければ運んでもらえます。

【食べ終わった後】

ディナーで出されるパンは固めなのでパンくずが出やすいことがありますが、これは恥ずかしいことではあrません。ですが、手で集めたり、床に落としたりしてはいけません。
デザートの前にダストパン(パンくずを掃き集めてくれるサービス)がありますのでそのままに。

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いかがでしたか?パーティーやレストランでの“パン”について、これだけきっちり押さえておけば恥をかかないですみますね。マナーを守り、美しい食べ方で美味しいディナーを楽しんで下さい。

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