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 2012/6/18(月)
 「メタンハイドレートは日本、アジアの希望」 青山繁晴氏が熱弁
【講演する青山氏=四日市市安島の市文化会館で】
 日本会議三重四日市支部(竹尾博光支部長)は十七日、四日市市安島の市文化会館で「青山繁晴講演会」を開き、エネルギー安全保障などが専門の青山繁晴・独立総合研究所社長が「祖国は甦(よみがえ)る」と題して講演した。青山氏は「三重・紀州の海に日本の希望が隠されている」と語り、日本近海の海底に豊富に眠る資源「メタンハイドレート」活用の重要性を訴えた。

 青山氏は、東電福島第一原発事故後の日本のエネルギー事情について、「日本はアメリカの約十一倍、ヨーロッパの約六倍の値段で液化天然ガスを買っている。いまだに日本は敗戦国、資源小国と思っているから、戦勝国のアメリカ様の言いなり」と指摘。

 一方で、「第四の埋蔵資源」と言われる日本近海のメタンハイドレートに世界が注目しており、「日本のエネルギーを賄うだけでなく、輸出できる。アメリカは資源でアジアを支配したが、それらの国に輸出できる。メタンは日本人のためだけでなく、アジアの希望」と訴えた。

 太平洋側の海底で泥に混じった状態のメタンハイドレートと異なり、日本海側のものはすぐにも利用可能だとし、その貴重な資源開発に日本が無策だったため、昨夏韓国が竹島の南側にあるメタンハイドレートをアメリカ政府の資金提供で実用化することを発表。ロシア大統領も北方領土のメタンハイドレートを狙いに国後島を訪問したのだ、と語った。

 このほか、昨年四月に福島第一原発を訪問して見た現場や、太平洋戦争で自身の命を投げ出し祖国を守った人たちについて語り、いざとなれば自分より他人や祖国のために動くことができる日本人の精神の強さ、日本を守る最終責任者は国民一人一人であることなどを訴えた。約一千人の聴衆は、祖国再興を願う青山氏の熱弁に盛んな拍手を送った。




  
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