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2012年11月1日(木) 東奥日報 ニュース



■ 旧陸軍機の一般公開始まる

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一般公開が始まった十和田湖から引き揚げられた旧陸軍の一式双発高等練習機=1日午前10時すぎ、三沢航空科学館
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 三沢市の県立三沢航空科学館で1日、今年9月に十和田湖の湖底から引き揚げられた旧陸軍の一式双発高等練習機の一般公開が始まった。同科学館格納庫の特設展示場には、墜落したとされる1943(昭和18)年から69年ぶりに回収された機体を見ようと、午前9時半の開場とともに熱心な航空機ファンや見学者が訪れた。

 公開開始の記念式典では、2010年8月に同機が湖底で確認されてから引き揚げに携わってきた同科学館の大柳繁造館長があいさつした。大柳館長は「日本に1機しか現存しない機体で(低温の淡水の中にあったため)保存状態が非常に良い」と、第2次大戦中の航空技術を伝える歴史遺産の価値を強調。出席者が同機の搭乗員に黙とうをささげた。

 展示された機体は、引き揚げのため胴体や主翼が分割された状態で、取り外されたエンジンや計器類を間近で見ることができる。

 五戸町倉石から訪れた高橋昭雄さん(70)は「70年近くも湖の底に埋もれていたのは不幸なことだが、こうして引き揚げられたので当時の様子を知るいい資料になる」と感慨深げに話していた。

 同機は「立川飛行機」製造で旧陸軍が41(同16)年に採用。合計1300機余りが生産され、操縦訓練のほか輸送、哨戒任務などに使われた。十和田湖から引き揚げられた機体は目撃者らの証言から、43年9月に当時の能代飛行場(秋田県)から八戸飛行場へ向かう途中、不時着水して沈んだものとみられている。

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