現在位置:
  1. 朝日新聞デジタル
  2. 社会
  3. その他・話題
  4. 記事
2012年11月3日9時10分

印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

デジカメ漂流、3千キロの旅 画像から持ち主判明

写真:水中カメラに保存されていたフィリピン・ボラカイ島の海岸の画像。左下の看板に小さく書かれたダイビングショップのHPアドレスが手がかりになった=友永真鈴さん提供拡大水中カメラに保存されていたフィリピン・ボラカイ島の海岸の画像。左下の看板に小さく書かれたダイビングショップのHPアドレスが手がかりになった=友永真鈴さん提供

写真:漂着した水中カメラを、発見場所で手にする生嶋史朗さん。一部がさびついていた以外は、ほぼ無傷だったという=兵庫県洲本市の成ケ島拡大漂着した水中カメラを、発見場所で手にする生嶋史朗さん。一部がさびついていた以外は、ほぼ無傷だったという=兵庫県洲本市の成ケ島

図:フィリピンから淡路島までの地図拡大フィリピンから淡路島までの地図

 【吉田博行】兵庫県・淡路島沖の無人島に今秋、デジタルカメラが流れ着いた。拾った住民たちが調べてみると、約3千キロ離れたフィリピンの島で、半年以上前に日本人女性がなくしたものと分かった。決め手となったのは、壊れることなくカメラの中に残っていた画像だった。

 今年9月下旬、淡路島東岸の沖合100メートルほどの成ケ島(なるがしま、洲本市)。その海岸で、産卵に訪れるアカウミガメの保護に取り組む住民グループが、海藻や貝殻まみれの弁当箱のような「物体」を見つけた。

 防水用の透明なプラスチック容器に密閉された水中撮影用のカメラだった。グループの一人、生嶋(いくしま)史朗さん(50)が持ち帰って調べると、カメラは充電すれば使える状態だった。メモリーカードには、126枚の写真が記録されていた。

続きを読む

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら

PR情報
検索フォーム

おすすめ

記録に映し出された東京本店の理不尽な要求。混乱する事故直後の数日間を徹底検証。

現場を知らぬマニュアル頼みのずさんな対応に、自治体や地元住民は納得できたのか。

地盤対策は自己責任?日本全国で起こりえる災害被害。対策できることはないのか。

介護や相続で兄弟姉妹と骨肉の争いにならないための、「モメない技術」とは?

教育現場、発展したネットの力…いじめになすすべもない日本社会の姿が見えてくる。

日本経済を読み解くために!ホンモノの専門家によるレベル別必読文献18冊+α。


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内事業・サービス紹介

アンケート・特典情報

朝日新聞社会部 公式ツイッター