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　来年５月のデビューを目指す藤波辰爾（５８）の長男・怜於南（１９）が、宮戸優光氏率いるＵＷＦスネークピットジャパン（東京・高円寺）で本格的な練習を始める。

　藤波によると、怜於南は１１月中にも同ジムで練習をスタートさせるという。宮戸氏からＩＧＦの会場で「一回ウチの道場でやったら？」と声をかけられており、怜於南の希望を受けた藤波が２９日に宮戸氏と電話会談して協力を確認した。

　怜於南は８月下旬から約２週間、英国の“蛇の穴”旧ビリー・ライレージムことアスプルオリンピック・レスリングクラブで武者修行した。スネークピットは同ジムの日本版で“人間風車”ビル・ロビンソン氏がヘッドコーチを務める。伝統的なランカシャーレスリング「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン」が徹底指導されており、最適な練習場所となりそうだ。

　藤波は「同じようなジムに入ったほうが本人も吸収する。結構、子供たちもいるらしいんでね。そういう一緒に練習できる仲間がいないと意味がない」と期待を寄せた。

　宮戸氏はＩＧＦの現場監督時代、相撲から転向した鈴川真一を一人前のプロレスラーに育て上げた実績がある。その手腕に再び注目が集まりそうだ。怜於南は週２回のパーソナルトレーナーによる体づくりも継続させながら技術の習得に励む。