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「石原新党」実はただの名称変更
2012年11月03日 11時00分

 たちあがれ日本は10月30日、全国拡大支部長会議を開き、石原慎太郎都知事(80)を代表とする政党に移行することを決めたが、実際は名称変更にすぎないことが発覚。早くも高揚感は失われている。永田町関係者は「舛添新党と同じやり方です。結局は同じようになってしまうのでは」と指摘している。

 会議には石原氏も出席し、いつもの調子で約20分間演説した。

「小異を捨てて大同につくしかない。私は暴走老人だ。みんなでやろうよ!」と息巻いた。

 連携を狙う日本維新の会の橋下徹大阪市長(43)について「あえて問題を抱えている大阪市を改革しようと市長になった。私と同じ考えを持っています」とし、「政策の違いなんであとで考えればいい。役人を完全に押さえるんだ」と中央集権打破の一点のみで第三極が結集すべしとした。

 石原氏は日本維新の会のほかに、みんなの党との連携に強い期待感を表明。第三極勢力の「大連合」で、次期衆院選後にはキャスチングボートを握りたいとの意向を示した。

 党名や綱領、基本政策などは石原、平沼両氏を中心に取りまとめを急ぐ。しかし、だ。勢いがあるように見えるのは石原氏だけだった。

 直後の平沼赳夫氏(73)らの記者会見で新党結成ではなく、名称変更であることが判明。つまり石原“新党”ではなかったのだ。手続き的には、政党助成法などに基づき、2010年4月、民主党政権打倒や政界再編を掲げ、保守系の第三極勢力として旗揚げしたたちあがれ日本の政党名や代表名を変更することになるだけだ。

 永田町関係者は「舛添要一氏の舛添新党と同じやり方です。当時(2010年4月)は改革クラブを乗っ取って『新党改革』と名称を変更しました。政党助成金を受け取るためですが、新党のイメージとは程遠く、舛添氏への期待も小さくなってしまいました」と指摘する。

 自民党時代の舛添氏は「次の首相候補」として圧倒的な国民的人気を誇っていたが、乗っ取り後は単なる小政党の党首に埋没してしまったのは周知の通り。

 それは「な~んだ、新党じゃなかったのか」という点で国民を失望させたからに他ならない。石原氏もこのままでは舛添新党の二の舞いになるのは明白だ。

 だが、実は奇策があるという。永田町では橋下氏の衆院選出馬説も流れている。

 野党関係者は「橋下氏が出馬すれば低迷する支持率も回復する。起爆剤となり、多くの比例票が見込めます」と話す。選挙準備のペースが遅い維新の会に永田町関係者はヤキモキしていたが、本人が出馬するウルトラCがあるというのなら、理解もできる。

「選挙まで時間のないなか、選挙区の厳しい第三極が取れる作戦は『比例で勝つ』です。小沢新党も候補者をいっぱい立てて、比例票を掘り起こし比例復活を狙っていると聞きます」と第三極関係者。

 橋下氏は29日に「政治家は任期をまっとうしたから仕事をやったというのはおかしい。結果で評価されるべきだ」と投げ出しの石原氏を擁護。自身については「市長を続ける」としたが、過去に「2万%ない」といって府知事選に出たこともある。

 石原氏が橋下氏を口説き落とし連携し、W国政進出となれば、暴走老人政党も芽が出るが…。




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