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中日ドラ３古本に“大出世の法則”
2012年11月03日 16時00分
中日ドラフト３位の古本武尊外野手（２１＝龍谷大）に球団内から「活躍間違いなし！」の声が出ている。
古本はまだ未成年だった２０１０年に会員制交流サイト「ｍｉｘｉ（ミクシィ）」へ飲酒運転の書き込みをしたことが発覚。本人は事実を認め、学内処分を受けていたがドラフト後にインターネットでこの事実を暴露され、球団がその確認に走るなどドタバタ劇があったばかり。
京都市内の龍谷大で中日の指名あいさつを受けた後の会見でも「このたびは過去の自分の軽率な行動で多大な迷惑をおかけしたことを申し訳なく思っております」と異例のおわびでスタート。囲み取材でも飲酒の質問が相次ぎ「飲む回数は減りました。友だちに誘われたら付き合い程度です」とバツが悪そうに対応するなど幸先の悪いプロへのスタートとなったが、チーム関係者は「絶対に活躍する」と自信満々だ。
これには古本が８月にバント練習の時に左目に打球を当てて網膜剥離の重症を負い、今月１５日に手術し、現在まで視力が回復していない“故障者”であること。さらに米村スカウトが目をつけて、指名した選手であることが関係していた。２点とも竜のエースの吉見、今季大ブレークした大島、後半戦から台頭してクライマックスシリーズ・ファイナルステージで巨人打線を抑え込んだ２年目の左腕・大野の３人と共通しているからだ。
吉見は右肘手術、大島は手首の骨折で手術、大野は左肩痛を抱えながら中日が強行指名。結果、大活躍している。そこで「古本も担当が米村スカウトで故障を抱えている。ウチで活躍する“コース”を歩んでいる」と言われているわけ。果たして「竜の出世の法則」は古本にも当てはまるのか。今後が注目されそうだ。
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