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【スポーツ】体操・田中理恵 2015年まで現役2012年11月2日 紙面から
私に引退はありません−。全日本団体・種目別選手権の前日練習が1日、会場となる東京・国立代々木競技場で行われた。年内で引退を示唆していたロンドン五輪女子代表の田中理恵(25)=日体大研究員=は、故郷・和歌山で行われる2015年の国体出場に色気たっぷり。28歳までの現役続行に意欲を見せた。またロンドン五輪男子個人総合で金メダルを獲得した内村航平(23)=コナミ=は右肩痛のため種目別は欠場、3日の団体に集中する。 2015年まで“理恵スマイル”を見られるかもしれない。田中がきっぱりと言い放った。 「豊田国際後にどういう気持ちになるか。1月に(去就を)考えたい。地元の和歌山国体でやりたいなと思うかも。だから引退はありません」 女子体操界では年長となる25歳。これまで年内最終戦となる12月の豊田国際での引退を示唆してきた。ところが一転、3年先の15年和歌山国体まで現役続行をほのめかした。 コロコロと変わる発言で翻弄(ほんろう)した。「1月に去就を決めます」と言ったかと思えば、「5月の全日本(選手権)には出ると思ってください。ユニバーシアードとか世界選手権にも出るかも」とコロリ。頭の中が「?」の報道陣に「確実に言えることは、次の五輪は出ないということ」と笑顔ではぐらかした。 今大会がロンドン五輪の凱旋(がいせん)試合。種目別の段違い平行棒と床運動に出場する。悩み続けてきた腰椎分離症も少しずつ回復してきた。「五輪と同じ気持ちで臨みます。これが3きょうだいで出るのは最後かも。もしかしたら最後じゃないかも…」と乙女心は最後まで揺れ続けていた。 (森合正範) PR情報
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