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【プロ野球】

日本ハム 大谷獲得へ光が見えた

2012年11月3日 紙面から

 日本ハムに光が差し込んできた!? 日本ハムは2日、ドラフト1位で指名した花巻東・大谷翔平投手(18)への指名あいさつのため、山田正雄ゼネラルマネジャー(GM)と大渕隆スカウトディレクター(SD)が岩手県奥州市内にある大谷の自宅を訪問した。

 ドラフト翌日、学校にあいさつに行ったときには、花巻東・佐々木洋監督のみの対応だったが、この日は両親と大谷本人が隣席。山田GMは「来る前は非常に心配だったが、思いがけず本人とも会うことができて非常に喜んでいる。なんとか次回、お会いできるとも言ってもらった」と、一歩前進に表情を緩めた。

 約50分の会談では、メジャー志望を知りながら強行指名した謝罪を含めて経緯を説明。そして大谷自身からは、メジャーへの思いをこう訴えられたという。「子どものころからあこがれ、メジャーで長くやるためには今の時期に行きたい。ドラフト1位クラスの(高卒)選手が行っていないと聞くので、パイオニアとしてやりたい気持ちが強い」。金の卵が吐露したメジャー移籍への強い思い。

 それでも山田GMは、大谷への好印象をこう口にした。「非常に明快に答えてくれた。初めて間近で話してみた印象は、好青年で体も大きく、とってもかわいい顔をしている。いい印象だった」。次代のスターとしての資質をあらためて実感し、ますますホレ直したようだ。

 また、席上では日本ハム・栗山監督から預かった「大谷君へ 夢は正夢 だれも歩いたことのない大谷の道を一緒に作ろう」という直筆メッセージ入りサインボールを手渡すサプライズを用意。山田GMによれば「(大谷は)うれしそうな顔をしていた」と手応えを感じた様子だ。

 次回面談の具体的な日時は決まっていないが、両親とは再び会う約束を取り付けた。難攻不落と見えていた大谷との交渉に、光が差してきたのだけは確かだ。 (竹村和佳子)

 

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