蹴球探訪
J2上位を快走!湘南・チョウ監督(5月9日)
トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事
【プロ野球】阿部 第6戦も先発落ち確実!! ひと振りの代打にかける2012年11月3日 紙面から
「コナミ日本シリーズ2012」第6戦を前に巨人、日本ハムの両チームは2日、決戦の舞台の東京へ移動。それぞれ一部選手が東京ドームで練習した。3勝2敗で王手をかけている巨人・原辰徳監督(54)は、右膝裏の痛みを訴えている阿部慎之助捕手(33)には無理をさせずスタメンから外す方針。後がない日本ハム・栗山英樹監督(51)は序盤からでも強力救援陣をつぎ込む総力戦を宣言した。第6戦は3日の午後6時10分にプレーボール。巨人・沢村拓一投手(24)、日本ハム・武田勝投手(34)の先発が予想される。 右膝裏を痛めて2戦連続欠場の阿部は、第6戦でもスタメンから外れることが濃厚になった。東京ドームで行われた練習は村田、坂本、長野、救援投手陣とともに免除。一刻でも早い回復を目指し、治療に専念したとみられる。 両足首の不安と腰痛も抱えているだけに、無理をさせるわけにはいかない。首脳陣の声には祈りと不安が入り交じる。原監督は「もう1日、時間はある」と回復に期待し、秦バッテリーコーチも「そりゃあ、出てほしいよ」と扇の要の復帰を熱望。しかし、現実を直視すれば、厳しい状況を認めざるを得なかった。 岡崎ヘッドコーチが見通しを説明する。「明日(3日)のことは、今日わからない。しかし、捕手はできない可能性が高い」。さらに、「捕手はできないけど、一塁ならできるという状況ではない」と続けた。 となれば、指名打者制のないセの本拠地ではスタメンで起用する場所はなく、代打での出番に限定される。ただ、阿部にしかできない役割もある。精神的支柱。第5戦では、内海とイニング間のキャッチボール役を買って出るなど、チームを鼓舞し続けた。 原監督は「そんなにやりたいなら(試合に)出すぞ、と言ったんだけどね」と苦笑いしながら、「いてもたっても、いられなかったんだろう。それが彼の良いところ」と存在感を再認識。「4番・捕手」に座ってくれれば、これほど心強いことはない。だが、残された時間はわずか。首脳陣にとっては、ギリギリの決断の連続。王手をかけても、安心できる状況にはない。 (井上学) PR情報
おすすめサイトads by adingo
|