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政治
ターゲットはまず前原氏 参院自民も解散へ戦闘開始!
自民党が戦闘態勢に入った。野田佳彦首相が解散の条件の一つにあげている特例公債法案について、安倍晋三総裁が早期審議入りにカジを切ったことを受け、参院自民党も2日、法案成立を容認する方針を確認。解散の条件整備を進めることで、解散先送りを狙う首相の外堀を埋めようという作戦だ。首相は解散の言質を与えない“籠城戦”で戦いの長期化をもくろんでいるが、自民党は国会審議で問題閣僚に弓矢を放ち、首相を戦場へと引きずり出そうとしている。(峯匡孝)
「民主党は身代金を払う気がない。次のステージに進むべきだ」
2日の自民党参院議員総会。脇雅史参院国対委員長はこのように述べて、開戦の火ぶたを切ってみせた。
参院自民党はこれまで、特例公債法案を“人質”にとり、早期解散の確約という“身代金”を引き出す作戦を練っていた。ところが、この日の脇氏は、こんな例え話で政府・民主党の思惑を表現し、人質作戦からの転換を訴えた。「殺しても(法案を廃案にしても)いいよと言って、殺したら『お前は殺人犯だ』といわれるだけだ」
特例公債法案は早ければ来週末にも参院に送付されてくる可能性がある。野党が多数を占める参院では、野党が一致して反対すれば法案は否決されるが、参院自民党は採決を棄権することで、民主党の賛成多数を作り、法案の成立を容認することを検討している。
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