2008年12月18日(Thu) 21:46
本当に亀との別れの時がきてしまった。と思うとしみじみ。
やっぱり亀がいてこその『相棒』かなと思ってしまう。
何にしろ、おつかれさまでした。
やっぱり亀がいてこその『相棒』かなと思ってしまう。
何にしろ、おつかれさまでした。
■パニック。
小菅が仕掛けた爆弾により、殺人ウイルスが飛散。
鑑識たちはそれに晒されたわけで……皆様大パニック。
急いで逃げようとするが、ここで鑑識が超がんばる。身体張って頑張る。
我先に逃げ出そうとするほかの人間たちを押し留めながら
米沢「いやいやいや……まずいです! まずいです!
もうこれは、これはまずいです!!
だけど、俺たちが、今やらなければいけないことは、
ここを逃げ出すことではなく、ここを密閉状態にすることです!!!」
米沢「我々は! 我々は!! 警察官ですぅううぅぅ!!」
鑑識かっこよすぎるううううう!!! しかも一人称が『俺』とか初めて聞いた!!
本人も泣きそうな顔してるのにこんだけ言えるあんたはすげえ。
実際亀に電話してる時にはもう「いっぱいいっぱいの状態」だし。
それでも漢すぎるぜ鑑識。泣きながら作業してる同僚に
「泣くな貴様ぁ! 泣きたいのは貴様だけじゃないぞ!!」と一喝。
鑑識=真の姿は鬼軍曹。
しかしかっこよすぎるだろ米沢。
■いつもと逆。
小菅を移送中の捜一トリオもウイルスが漏れたことを聞く。
しかし意外や意外、真っ先にブチ切れたのは何と三浦さん。
三浦「何だとこの野郎!!(小菅に掴み掛かる)」
伊丹「ちょ、ちょ三浦さん!」
三浦「ふざけたことしやがってこの野郎!!」
伊丹「落ち着け!!(必死に抑える)」
まさかの普段と立場逆転。やっぱ三浦さんも熱いね。
まあ伊丹も黙っちゃいなかったけど(笑)
伊丹「おい! こんなことしてタダで済むと思うなよ!!」
ここの伊丹もいつもながらドスが効いてて素敵だった……(はいはい)
しかし三浦さんにはびっくりだよ。
いつも取調べでは冷静だってのに、今回に関しては真っ先に手ぇ出しちゃったもんね!
ビンタですよビンタ!!! マジ怖え……!!
■激昂きました
取調室に乱入した右京さん。
案の定伊丹が「出てってもらえませんかね」と止めようとするが……
右京さん片手で突き飛ばしやがった
こんな乱暴な右京さん初めて見ました。びっくりだ。
そして机殴りながら「つべこべ言わずに答えなさい!!!」ですよ。
周りの捜一もびっくりだよ。ボーゼン。
■リスク
右京は米沢の目撃証言と小菅との会話からある推論を立てる。
結局のところウイルスに感染している(かつ発症寸前)のはひとりだけ、
残りのメンバーは全員が恐らく大丈夫。
今のうちに唯一の発症寸前の人間を隔離しなければ今度こそ大惨事。
ということで右京は病院の近くにいる亀にその役目を頼む。
右京さん自ら「ちょっと手荒でもOK」サイン出しちゃったぞ!!
右京「時間の猶予があれば僕が行って自分ですべきなのですが……」
亀「右京さん」
右京「はい?」
亀「こんな時になんですけど……俺、これが右京さんとの最後の事件になると思います」
右京「…………」
亀「行ってきます」
……何だよいきなり!!! と不吉な予感死亡フラグを感じさせつつ、
最後まで見るとやっぱり「何だよ!」という気分になるのであった。
■信じてます
亀、首尾よく隔離病室に到達。
米沢「もし、杉下警部の判断が間違っていたとしたら……
あなたも感染してしまうかもしれませんよ。今、ここで」
亀「大丈夫ですよ。右京さんの判断は、間違ってませんから」
米沢「どうしてそんなことが言い切れます!?」
亀、さっと防護服を外す。
亀「……何年、あの人と相棒やってると思ってるんですか」
ホント、ここまで積み上げてきたのに……!!
掛け値なしに言い切れる亀はオトコマエすぎる。
だって米沢さんでさえうっかり疑いたくもなるっていう状況なのに。
■伊丹きたーー!!!
偶然にも亀が防護服を拝借したお相手が、
本物のウイルスをひとりだけに注入していった奴だった(笑)
ホントに相変わらずある意味で凄まじい強運の持ち主だな亀は……
しかし亀はもう感染の危険があるので隔離病室から出るわけにはいかない。
そこに大変ナイスなタイミングでお電話してくれる我らが伊丹さん。
期待を裏切らない素晴らしいタイミングですな。
ていうか伊丹から律儀に亀にかけてくるっていうシチュエーションが凄いよ既に。
つーかもうこの辺の流れがあまりにかっこよすぎて泣きそう。
トリオと特命が連携してるとかね!! たまらん。
亀「(伊丹からの電話をうけて)うるせえぞ!」
伊丹「おめえの声の方がうるせえよ! ……話は聞いた。無事か?」
亀「余計なお世話だこの野郎! 何か用か!?」
伊丹「そんだけ元気ってことは、まだ無事だってことだなあ。
おめえのマヌケ面を見物できねえかと思って来てみたんだが、
やっぱ中へは入れねぇんだな」
亀「あたりめぇだ、馬鹿! ……おい。来てみたって、何処へ?」
伊丹「病院に決まってんだろうが!」
このいつも通りすぎる応酬が笑える。シリアスなのに……!!
しかし亀、今は伊丹に馬鹿って言わないほうがいいよ!(笑) ←前篇参照
■伊丹
亀のたっての頼みで陰圧病棟・汚物処理室へやって来た伊丹。
亀にノされてのびている男・松井をひっぱたいたり水掛けたりとやりたい放題(笑)
目覚めた男に「お目覚めですか?」と警察手帳。
やっべぇええぇぇもうその声で言われるともうダメ。無条件で謝りたくなる。
ふらふら立ち上がる松井の咽喉を押さえ込む伊丹。あの弱い伊丹が!!(笑)
伊丹「(お前を)襲ったのは亀山薫。今病室にいるよ」
松井「病室……?」
伊丹「てめえ……何注入したんだ?」 ←囁きで言うからなおやばい。
その瞬間、松井が暴れ出し格闘タイムスタート。
さあシリーズ通して格闘に弱いことには定評のある伊丹、頑張れ!!
ホント心配になるよ伊丹だから。ねえ。
■待ち構える右京。
千沙子を呼び出してロビーで待ち構える右京。
あんなにちっこいのにそこに立ってるだけで超絶怖ぇ。
結局小菅が持ち出したウイルスは偽物(だから誰も感染しない)
米沢たちが隔離された後にひとりだけがウイルス注入されて発症。
それを亀がちゃんと隔離したので残り全員も無事。
そして検査結果の捏造を指示されて行った千沙子は何故そんな行為に出たか。
取り敢えず千沙子は黒のひとりなわけだが。
まあとにかく右京さんの長ゼリはすげえ。追い詰められる気分になる。
右京「本物のウイルスは何処ですか。知らないとは言わせませんよ。
あなたが関与していることは、間違いありません」
右京「長峰さん! これはゲームではありませんよ!」
で、例によって迫りながらプチ激昂というコースを受けたらそりゃ吐くわ。
右京さんのあのとんでもない迫力はとてもじゃないが躱せない(笑)
■自衛隊。
ついに本物のウイルスの出所は自衛隊だと吐いた千沙子。
フィールドワーク資金のためにその誘いに乗ってしまったそうな。
右京「しかしそれは、キャンセルして頂くことになるでしょうねぇ」
ホント容赦ないな右京さん。最高だ。
■小野田には誰も勝てない。
亀が襲って(by右京さん)伊丹がしょっぴいたと思われる例の男は
何と元自衛隊の予備自衛官。現在は警察勤務なのでスパイかよ! という話。
小野田は前回厭味合戦になった山岸にまたネチネチと攻撃(笑)
小野田「天下の防衛省さんにしては、間が抜けてますねえ」
山岸「何しろ現場での話ですからねぇ。
まあ早速、採用担当を懲戒免職にしますよ」 ←ひでえ。軽い。
小野田「ひとこと、いい?」
山岸「はい?」
小野田「省に格上げされたからって、少し調子に乗ってない?」
……小野田マジでこええぇええぇぇ!!!(ぷるぷる)
そこがたまらんのだが。
■よかったね。
右京「僕の言葉だけを担保に行動してくれた君に、感謝します」
亀「本物のウイルスの出所は、自衛隊で間違いないんですか?」
平然と亀の運転する車に同乗している右京さん。
亀はやっぱり発症せずに済んだわけか。よかったねー。
しかしこのふたりは雨の中いったい何処へ行くのか? と思っていたら……
亀「右京さん」
右京「先ほどの電話の件ですか?」 ←すぐ把握するのが凄い
亀「すいませんでした、突然どさくさ紛れに……
っていうか、右京さん、勘付いてたみたいだし……」
右京「その件は、全てケリがついてからにしましょう。
僕との最後の事件は、まだ終わってませんよ」
亀「え?」
あ、じゃあさっきの亀の言葉は死亡フラグじゃなくて……となるわけだが。
取り敢えずそこは一安心(まあ死ぬとはとても思ってなかったが)
だが亀は一体どういうつもりで。となりますな。
■小菅の真の目的。
小菅は自衛隊から本物のウイルスをあぶり出すために今回の一件を仕掛けたらしい。
ここだけ聞くとちょっと小菅かっこよくね? とか思っちゃう単純王(笑)
まあ結局自分で作った殺人ウイルスはずっと可愛い『我が子』で
それを取り戻すために今回の『ゲーム』を仕掛けたというのが真の事情。
小菅もマッドサイエンティストには違いなかったわけだが……なんか憎めないなあ。
因みにたったひとりの感染者は死亡。ご愁傷様でした……
亀が「だからって……殺す必要があったのか!」って言った後に
右京さんの口からあっさりと「あったんです」とか
「殺人は必要だったんです」なんて聞くとちょっとびっくりする(笑)
こういう台詞の割り方がうまいなあと思う。すげー。
■奪還成功
自衛隊に渡ったウイルスは廃棄処分となるだろう、と聞いた小菅。
小菅「奪還成功だ……」。
小菅「もう誰も我が子を自由にできない」。
ホント無駄にいい声だな袴田。
■で。
一応特命の出番はおしまい。いつもの部屋に戻るふたり。
右京「3ヶ月前の渡航が、君に何を決意させたんでしょうねぇ」
亀「右京さんには敵わないな。何でもお見通しですか」
右京「当たってますか? まあ、わかりやすいサインがありましたからねぇ。
帰国後、急に始めたウエイトトレーニング。突如、整理整頓された机。
それから、これ……(足されないコーヒーの瓶を手に取る)。
……また、行くんですか?」
亀「はい。今度は、本格的に……」
と言って亀が思いを馳せるのはあのサルウィンっていうね。
あらー。警察辞めてサルウィン行っちゃうのあなた!!!(衝撃)
亀「子どもたちとね」
右京「はい?」
亀「約束したんですよ。必ず、また来るって。
日本語を、教える約束したんです」
右京「先生ですか!」 ←何故かものすごい食いつきっぷり。
亀「いやいや、生徒でもあります。彼らからは、向こうの言葉を習います」
右京「なるほど」
亀「でも……笑わないでくださいね。
本当に教えてやりたいのは、正義です。
不正だらけのあの国だからこそ、子どもたちには正義を知って欲しい。
そのためには、ちょっと行って帰ってくる、そんなことじゃダメだから……
向こうに根を下ろすつもりじゃないと……」
右京「……誰が笑うもんですか」
亀「(襟を正して深々と礼)……お世話になりました!!」
右京、無言で亀に握手を求める。
シンプルな別れでぐっときたよ……ちょっと泣けた。
こういうのに弱いわけだ。
但し、亀卒業に関する件については別項にて。
ここでは取り敢えず演出と台詞と演技に泣けた。いいシーンだった。
■常連がいなくなっちゃいますね
相変わらず客のいない店(笑)、元夫婦で晩酌タイム。
今日は明かりも落ちてるのでもう閉店後ですか。
たまき「で、何て答えたんですか?」
右京「何がですか?」
たまき「お世話になりましたって言われて」
右京「特に、何も……。何しろ、初めてだったものですからねぇ。
今まで、ああいうことを言われたことがありません。
彼の前に6人いましたが、皆何も言わずに僕の前から姿を消しましたから……
最短は1日で。最長でも……一週間もちませんでしたからねぇ」
右京さん凄すぎる……亀の前に6人いたのは知ってても
本人の口からしみじみ寂しそうに言われるとまた破壊力が違ってくるよ!!(笑)
見守るたまきさんの視線が優しいのにまた和む。
お酒が無くなると自然にお酌するとかね、ホントいい(元)夫婦だよここは。
■このバカップルめ。(笑)
サルウィン行きを決めた亀に対し、実家に電話して亀と別れる宣言した美和子(笑)
結局来て欲しいのか欲しくないのかはっきりしろ! と互いに主張しまくるという
全く意味のわからない(ていうか犬も食わない)ケンカをおっぱじめる亀夫妻。
ホントここのケンカも漫才だな(笑)
まさしく「ごちそうさま」の典型ではなかろうか。
最終的に
亀「だって嫌なんだろ?」
美和子「嫌に決まってるでしょ! だって突然そんなとこ行って
『うわー嬉しい!』なんて言うと思う?」
亀「だから俺はぁ、」
美和子「でも来て欲しいんでしょ?」
亀「いや、来て欲しいけど!」
美和子「どっちなの!」
亀「お前こそどっちなんだよ!」
美和子、亀、長々と無言で見つめあう(笑)
亀「……ついて来い!!(いきなりちゅーしながら美和子を押し倒す)」
美和子「うわー!」
……かわいいよね、ホント。うん。(笑)
■ええー!!!
亀が辞表を出しちゃったのでものすごーくびっくりの部長。
一瞬スルーしかけて、それから「何!?」ってなるのが
あまりにもお約束すぎて笑える。
それにしても中園は超嬉しそうだったな。
■トリオ。
その噂は捜一の元へも。
煙草をふかしている伊丹のところに三浦と芹沢がやって来る。
三浦「おい伊丹。どうやらマジだぞ」
芹沢「辞めちゃうみたいっスよ」
伊丹「ま、関係ないけどね……大方、俺には敵わないって悟ったんじゃないの?」
と言って、さっさとひとりで去る伊丹。
はいはいツンデレツンデレ。素直じゃないねホント。
■寧ろいらないだろ。
鑑識の元に挨拶に来た亀。
鑑識は餞別に、と下着(!?)に隠したお守りをくれようとする。
米沢「母から貰ったものです。
これのおかげで、無事にやってこれたと思ってます」
亀「いやぁ。こんな大事なもの、貰えませんよ」
米沢「いえ。お返しですから」
亀「お返し?」
米沢「今回、亀山さんに命を助けて貰ったんですから」
亀「うん……それじゃあ」
米沢「はい」
あれはやはりパンツに隠してたんだろうか……気になる……(笑)
しかしいい奴だな鑑識は。今回超男前だったしいい奴だし。
■先手打っちゃいました。
片付いた特命部屋に駆け込んできた角田、を迎えて。
亀「お、暇か? ははは」
角田「亀ちゃん。びっくりしたよー……マジかよ!」
亀「ああ……あっ、課長。(コーヒー瓶を取って)次からは課長が買って下さいね。
ここ、置いときますから」
角田「ああ、あの……」
亀、ここで特命の出欠名札を見つめる。
自分の名札を取ってポケットにしまう。
ここでこの音楽流すのは反則だろうと思う。うわー……
亀「じゃあ」
角田「ああ……」
亀「(大木と小松の肩を叩いて)元気でな! みなさーん、さよならー!」
暇か? 殆どマトモに喋らせてもらえてない(笑)
■やっぱね。そうだよね。
廊下をひとり歩く亀。そこに背後から呼びかける某人物。
伊丹「おい!」 ←まぁ例によって超横柄。
立ち止まり、振り返る亀。
伊丹「『元』特命係の亀山ぁ! ケツまくるとは、お前らしいぜ」
亀「何とでも言え!」
伊丹「てめぇなんかな、ジャングルの奥で死んじまえ!」
亀「へっ、そうなったら真っ先にお前んとこ出てやるよ」
伊丹「おおぅ上等だコラぁ!!」
亀「へっ」
ふたりとも必要以上に近付かず、無言。
伊丹「……とっとと行けよ、馬鹿野郎」
亀の返事をまたずさっさと背を向ける伊丹。
亀「てめぇが呼び止めたくせして何だその言い草はぁ!
お前こそ、とっとと死ね!!」
一度も振り返らず、手だけ振って去る伊丹。
大変わかりやすくて申し訳ありませんがこういうシチュに弱いわけで。
(色々と思うところはあれど)ストレートに泣けるのであった。
ホントね、このふたりの関係性がよーく現れてる別れのシーンだと思うわ。
特に必要以上どころかかなり離れた位置でずっと会話したり
相手の返事を待たなかったり憎まれ口ばっかりだったり
ていうか多分互いの内心は割と通じてると思われる素振りだったりとか
色々と感慨深いわけですわ。じーん。
亀と伊丹ってどうしようもなく似てるよなと思う。そんだけ。
■さいご。
警視庁ビルを見上げ、ひとり去る亀。
シンプル。
けどそれがいいよな。あっさりがいい。
■ここに戻る。
小野田と右京が歩いている。
小野田「また、ひとりになったねぇ」
右京「ええ……」
小野田「何か、食べて帰る?」
右京「いいえ」 ←にべもないね
ホントここはおかしい関係だ(笑)
右京は小野田のこと大嫌いなはずなのだが、というところが
やっぱり口調と態度によく現れてていつも面白い。
ていうか一徳が全て悪い。色々な意味で(笑)
■相棒。
歩く亀の元に右京さんから電話。珍しい。
ていうか亀は右京さんのこと『杉下右京』って登録してるのねー
亀「はい」
右京「僕です」 ←そりゃわかるわ(笑)
亀「はい……どうしました?」
右京「一言、言い忘れていました」
亀「え?」
右京「どうか、気をつけて行って下さい。……以上です」
亀の返事も何も聞かず、さっさと切る右京。
で、亀はそこはかとなーく嬉しそうだったりする。
ああ、やっぱ相棒だな。と思うのだった。
過剰にしめっぽくもなく、ふたりの別れとしてはしっくりだよね。
それぞれ別々の場所で歩き出すふたり。
……ということで、終わってしまったよ。亀卒業しちゃったよ。
普通だったね。極めて。何か拍子抜けするくらい普通だった。
救いだったのはべたべたした別れ方じゃないこと。
まあいい歳してるんだから過剰にべたべたした別れだったらキモいが(笑)
理想的な別れのシーンだよなぁと思う。それぞれ皆『らしい』別れ。
やっぱうまいなぁ。8年の積み重ねが効いてるなぁと思う。
さて。
まあ別項で書くぐらいなんでアレなんだけど。
正直どうなの。と思わなくもない(若干ひより気味)
伏線としてはあまりに弱くないか? 突然のサルウィン行き。
7-01、02話から3ヶ月もあったなら、その間の亀の心境の変化とか
サルウィンに心が動いてるらしいところは03~07話でちらっとでも書けよと。
それがあればもうちょっとは納得いったであろう。
ホントに急遽やっつけで亀を海外に飛ばしたとしか思えなくて凄い違和感。
まだ警備部栄転の方が良かったんじゃないかと思うのだが。
亀にあそこまで言わせてしまった以上、戻ってくることはありえないだろうと思うし。
戻ってきたらそれこそ張っ倒したくなってしまう(笑)
とにかく亀の海外行きへの決意は唐突すぎたし、
そもそも何故『正義』を教えたいと思ったのかもイマイチ納得しづらい。
亀は『正義』よりも『情』の方に寄った人間じゃなかったのか?
絶対的な『正義』を司る右京と『情』によって揺れる亀がいるから
このコンビが成立していたわけであって、
最後の最後で亀は何故そっちの方に強く振れちゃったのかがよくわからない。
右京さんに影響されて『正義』を教えたいと思った、でもまぁいいんだけど。
でも亀の口から最後にその言葉を聞くのも唐突すぎる。びっくりだ。
まあ来年もあるという元日SPは『片棒』なわけだが。
今のところ全くわからない新・相棒。
ていうか新たな相棒は現れるのか? 寧ろ現れなくてもいいよとも思うが。
実際に誰かが特命飛ばされてくるよりも
もう今までのレギュラーがいちいち事件持ち込んでくる形式にしたらどうだろう(笑)
といいつつ新相棒が誰になるか、誰も来ないのかも含めて
何だかんだで相棒から目が離せないのも事実なので
新年SP一応はちゃんと楽しみにしてますよ。
たぶん例年通りダレるだろうなとは思ってるが(笑)
<次回>
前回は豪華寝台列車、今回は豪華客船ですか。
じゃあその次は飛行機ですかね。とか言ってる場合じゃないね!
取り敢えず予告に亀がいないことが予想以上にショックである。
でも元日から相棒楽しめるのはホントに嬉しい。
正月ってろくな特番ないんだもん……(笑)
公式から亀の写真が消滅。ショックだ。
ていうか美和子も一緒にレギュラーから消えちゃうんだよな……
うわああああああああ何かじわじわきてる色々。
小菅が仕掛けた爆弾により、殺人ウイルスが飛散。
鑑識たちはそれに晒されたわけで……皆様大パニック。
急いで逃げようとするが、ここで鑑識が超がんばる。身体張って頑張る。
我先に逃げ出そうとするほかの人間たちを押し留めながら
米沢「いやいやいや……まずいです! まずいです!
もうこれは、これはまずいです!!
だけど、俺たちが、今やらなければいけないことは、
ここを逃げ出すことではなく、ここを密閉状態にすることです!!!」
米沢「我々は! 我々は!! 警察官ですぅううぅぅ!!」
鑑識かっこよすぎるううううう!!! しかも一人称が『俺』とか初めて聞いた!!
本人も泣きそうな顔してるのにこんだけ言えるあんたはすげえ。
実際亀に電話してる時にはもう「いっぱいいっぱいの状態」だし。
それでも漢すぎるぜ鑑識。泣きながら作業してる同僚に
「泣くな貴様ぁ! 泣きたいのは貴様だけじゃないぞ!!」と一喝。
鑑識=真の姿は鬼軍曹。
しかしかっこよすぎるだろ米沢。
■いつもと逆。
小菅を移送中の捜一トリオもウイルスが漏れたことを聞く。
しかし意外や意外、真っ先にブチ切れたのは何と三浦さん。
三浦「何だとこの野郎!!(小菅に掴み掛かる)」
伊丹「ちょ、ちょ三浦さん!」
三浦「ふざけたことしやがってこの野郎!!」
伊丹「落ち着け!!(必死に抑える)」
まさかの普段と立場逆転。やっぱ三浦さんも熱いね。
まあ伊丹も黙っちゃいなかったけど(笑)
伊丹「おい! こんなことしてタダで済むと思うなよ!!」
ここの伊丹もいつもながらドスが効いてて素敵だった……(はいはい)
しかし三浦さんにはびっくりだよ。
いつも取調べでは冷静だってのに、今回に関しては真っ先に手ぇ出しちゃったもんね!
ビンタですよビンタ!!! マジ怖え……!!
■激昂きました
取調室に乱入した右京さん。
案の定伊丹が「出てってもらえませんかね」と止めようとするが……
右京さん片手で突き飛ばしやがった
こんな乱暴な右京さん初めて見ました。びっくりだ。
そして机殴りながら「つべこべ言わずに答えなさい!!!」ですよ。
周りの捜一もびっくりだよ。ボーゼン。
■リスク
右京は米沢の目撃証言と小菅との会話からある推論を立てる。
結局のところウイルスに感染している(かつ発症寸前)のはひとりだけ、
残りのメンバーは全員が恐らく大丈夫。
今のうちに唯一の発症寸前の人間を隔離しなければ今度こそ大惨事。
ということで右京は病院の近くにいる亀にその役目を頼む。
右京さん自ら「ちょっと手荒でもOK」サイン出しちゃったぞ!!
右京「時間の猶予があれば僕が行って自分ですべきなのですが……」
亀「右京さん」
右京「はい?」
亀「こんな時になんですけど……俺、これが右京さんとの最後の事件になると思います」
右京「…………」
亀「行ってきます」
……何だよいきなり!!! と不吉な予感死亡フラグを感じさせつつ、
最後まで見るとやっぱり「何だよ!」という気分になるのであった。
■信じてます
亀、首尾よく隔離病室に到達。
米沢「もし、杉下警部の判断が間違っていたとしたら……
あなたも感染してしまうかもしれませんよ。今、ここで」
亀「大丈夫ですよ。右京さんの判断は、間違ってませんから」
米沢「どうしてそんなことが言い切れます!?」
亀、さっと防護服を外す。
亀「……何年、あの人と相棒やってると思ってるんですか」
ホント、ここまで積み上げてきたのに……!!
掛け値なしに言い切れる亀はオトコマエすぎる。
だって米沢さんでさえうっかり疑いたくもなるっていう状況なのに。
■伊丹きたーー!!!
偶然にも亀が防護服を拝借したお相手が、
本物のウイルスをひとりだけに注入していった奴だった(笑)
ホントに相変わらずある意味で凄まじい強運の持ち主だな亀は……
しかし亀はもう感染の危険があるので隔離病室から出るわけにはいかない。
そこに大変ナイスなタイミングでお電話してくれる我らが伊丹さん。
期待を裏切らない素晴らしいタイミングですな。
ていうか伊丹から律儀に亀にかけてくるっていうシチュエーションが凄いよ既に。
つーかもうこの辺の流れがあまりにかっこよすぎて泣きそう。
トリオと特命が連携してるとかね!! たまらん。
亀「(伊丹からの電話をうけて)うるせえぞ!」
伊丹「おめえの声の方がうるせえよ! ……話は聞いた。無事か?」
亀「余計なお世話だこの野郎! 何か用か!?」
伊丹「そんだけ元気ってことは、まだ無事だってことだなあ。
おめえのマヌケ面を見物できねえかと思って来てみたんだが、
やっぱ中へは入れねぇんだな」
亀「あたりめぇだ、馬鹿! ……おい。来てみたって、何処へ?」
伊丹「病院に決まってんだろうが!」
このいつも通りすぎる応酬が笑える。シリアスなのに……!!
しかし亀、今は伊丹に馬鹿って言わないほうがいいよ!(笑) ←前篇参照
■伊丹
亀のたっての頼みで陰圧病棟・汚物処理室へやって来た伊丹。
亀にノされてのびている男・松井をひっぱたいたり水掛けたりとやりたい放題(笑)
目覚めた男に「お目覚めですか?」と警察手帳。
やっべぇええぇぇもうその声で言われるともうダメ。無条件で謝りたくなる。
ふらふら立ち上がる松井の咽喉を押さえ込む伊丹。あの弱い伊丹が!!(笑)
伊丹「(お前を)襲ったのは亀山薫。今病室にいるよ」
松井「病室……?」
伊丹「てめえ……何注入したんだ?」 ←囁きで言うからなおやばい。
その瞬間、松井が暴れ出し格闘タイムスタート。
さあシリーズ通して格闘に弱いことには定評のある伊丹、頑張れ!!
ホント心配になるよ伊丹だから。ねえ。
■待ち構える右京。
千沙子を呼び出してロビーで待ち構える右京。
結局小菅が持ち出したウイルスは偽物(だから誰も感染しない)
米沢たちが隔離された後にひとりだけがウイルス注入されて発症。
それを亀がちゃんと隔離したので残り全員も無事。
そして検査結果の捏造を指示されて行った千沙子は何故そんな行為に出たか。
取り敢えず千沙子は黒のひとりなわけだが。
まあとにかく右京さんの長ゼリはすげえ。追い詰められる気分になる。
右京「本物のウイルスは何処ですか。知らないとは言わせませんよ。
あなたが関与していることは、間違いありません」
右京「長峰さん! これはゲームではありませんよ!」
で、例によって迫りながらプチ激昂というコースを受けたらそりゃ吐くわ。
右京さんのあのとんでもない迫力はとてもじゃないが躱せない(笑)
■自衛隊。
ついに本物のウイルスの出所は自衛隊だと吐いた千沙子。
フィールドワーク資金のためにその誘いに乗ってしまったそうな。
右京「しかしそれは、キャンセルして頂くことになるでしょうねぇ」
ホント容赦ないな右京さん。最高だ。
■小野田には誰も勝てない。
亀が襲って(by右京さん)伊丹がしょっぴいたと思われる例の男は
何と元自衛隊の予備自衛官。現在は警察勤務なのでスパイかよ! という話。
小野田は前回厭味合戦になった山岸にまたネチネチと攻撃(笑)
小野田「天下の防衛省さんにしては、間が抜けてますねえ」
山岸「何しろ現場での話ですからねぇ。
まあ早速、採用担当を懲戒免職にしますよ」 ←ひでえ。軽い。
小野田「ひとこと、いい?」
山岸「はい?」
小野田「省に格上げされたからって、少し調子に乗ってない?」
……小野田マジでこええぇええぇぇ!!!(ぷるぷる)
そこがたまらんのだが。
■よかったね。
右京「僕の言葉だけを担保に行動してくれた君に、感謝します」
亀「本物のウイルスの出所は、自衛隊で間違いないんですか?」
平然と亀の運転する車に同乗している右京さん。
亀はやっぱり発症せずに済んだわけか。よかったねー。
しかしこのふたりは雨の中いったい何処へ行くのか? と思っていたら……
亀「右京さん」
右京「先ほどの電話の件ですか?」 ←すぐ把握するのが凄い
亀「すいませんでした、突然どさくさ紛れに……
っていうか、右京さん、勘付いてたみたいだし……」
右京「その件は、全てケリがついてからにしましょう。
僕との最後の事件は、まだ終わってませんよ」
亀「え?」
あ、じゃあさっきの亀の言葉は死亡フラグじゃなくて……となるわけだが。
取り敢えずそこは一安心(まあ死ぬとはとても思ってなかったが)
だが亀は一体どういうつもりで。となりますな。
■小菅の真の目的。
小菅は自衛隊から本物のウイルスをあぶり出すために今回の一件を仕掛けたらしい。
ここだけ聞くとちょっと小菅かっこよくね? とか思っちゃう単純王(笑)
まあ結局自分で作った殺人ウイルスはずっと可愛い『我が子』で
それを取り戻すために今回の『ゲーム』を仕掛けたというのが真の事情。
小菅もマッドサイエンティストには違いなかったわけだが……なんか憎めないなあ。
因みにたったひとりの感染者は死亡。ご愁傷様でした……
亀が「だからって……殺す必要があったのか!」って言った後に
右京さんの口からあっさりと「あったんです」とか
「殺人は必要だったんです」なんて聞くとちょっとびっくりする(笑)
こういう台詞の割り方がうまいなあと思う。すげー。
■奪還成功
自衛隊に渡ったウイルスは廃棄処分となるだろう、と聞いた小菅。
小菅「奪還成功だ……」。
小菅「もう誰も我が子を自由にできない」。
ホント無駄にいい声だな袴田。
■で。
一応特命の出番はおしまい。いつもの部屋に戻るふたり。
右京「3ヶ月前の渡航が、君に何を決意させたんでしょうねぇ」
亀「右京さんには敵わないな。何でもお見通しですか」
右京「当たってますか? まあ、わかりやすいサインがありましたからねぇ。
帰国後、急に始めたウエイトトレーニング。突如、整理整頓された机。
それから、これ……(足されないコーヒーの瓶を手に取る)。
……また、行くんですか?」
亀「はい。今度は、本格的に……」
と言って亀が思いを馳せるのはあのサルウィンっていうね。
あらー。警察辞めてサルウィン行っちゃうのあなた!!!(衝撃)
亀「子どもたちとね」
右京「はい?」
亀「約束したんですよ。必ず、また来るって。
日本語を、教える約束したんです」
右京「先生ですか!」 ←何故かものすごい食いつきっぷり。
亀「いやいや、生徒でもあります。彼らからは、向こうの言葉を習います」
右京「なるほど」
亀「でも……笑わないでくださいね。
本当に教えてやりたいのは、正義です。
不正だらけのあの国だからこそ、子どもたちには正義を知って欲しい。
そのためには、ちょっと行って帰ってくる、そんなことじゃダメだから……
向こうに根を下ろすつもりじゃないと……」
右京「……誰が笑うもんですか」
亀「(襟を正して深々と礼)……お世話になりました!!」
右京、無言で亀に握手を求める。
シンプルな別れでぐっときたよ……ちょっと泣けた。
こういうのに弱いわけだ。
但し、亀卒業に関する件については別項にて。
ここでは取り敢えず演出と台詞と演技に泣けた。いいシーンだった。
■常連がいなくなっちゃいますね
相変わらず客のいない店(笑)、元夫婦で晩酌タイム。
今日は明かりも落ちてるのでもう閉店後ですか。
たまき「で、何て答えたんですか?」
右京「何がですか?」
たまき「お世話になりましたって言われて」
右京「特に、何も……。何しろ、初めてだったものですからねぇ。
今まで、ああいうことを言われたことがありません。
彼の前に6人いましたが、皆何も言わずに僕の前から姿を消しましたから……
最短は1日で。最長でも……一週間もちませんでしたからねぇ」
右京さん凄すぎる……亀の前に6人いたのは知ってても
本人の口からしみじみ寂しそうに言われるとまた破壊力が違ってくるよ!!(笑)
見守るたまきさんの視線が優しいのにまた和む。
お酒が無くなると自然にお酌するとかね、ホントいい(元)夫婦だよここは。
■このバカップルめ。(笑)
サルウィン行きを決めた亀に対し、実家に電話して亀と別れる宣言した美和子(笑)
結局来て欲しいのか欲しくないのかはっきりしろ! と互いに主張しまくるという
全く意味のわからない(ていうか犬も食わない)ケンカをおっぱじめる亀夫妻。
ホントここのケンカも漫才だな(笑)
まさしく「ごちそうさま」の典型ではなかろうか。
最終的に
亀「だって嫌なんだろ?」
美和子「嫌に決まってるでしょ! だって突然そんなとこ行って
『うわー嬉しい!』なんて言うと思う?」
亀「だから俺はぁ、」
美和子「でも来て欲しいんでしょ?」
亀「いや、来て欲しいけど!」
美和子「どっちなの!」
亀「お前こそどっちなんだよ!」
美和子、亀、長々と無言で見つめあう(笑)
亀「……ついて来い!!(いきなりちゅーしながら美和子を押し倒す)」
美和子「うわー!」
……かわいいよね、ホント。うん。(笑)
■ええー!!!
亀が辞表を出しちゃったのでものすごーくびっくりの部長。
一瞬スルーしかけて、それから「何!?」ってなるのが
あまりにもお約束すぎて笑える。
それにしても中園は超嬉しそうだったな。
■トリオ。
その噂は捜一の元へも。
煙草をふかしている伊丹のところに三浦と芹沢がやって来る。
三浦「おい伊丹。どうやらマジだぞ」
芹沢「辞めちゃうみたいっスよ」
伊丹「ま、関係ないけどね……大方、俺には敵わないって悟ったんじゃないの?」
と言って、さっさとひとりで去る伊丹。
はいはいツンデレツンデレ。素直じゃないねホント。
■寧ろいらないだろ。
鑑識の元に挨拶に来た亀。
鑑識は餞別に、と下着(!?)に隠したお守りをくれようとする。
米沢「母から貰ったものです。
これのおかげで、無事にやってこれたと思ってます」
亀「いやぁ。こんな大事なもの、貰えませんよ」
米沢「いえ。お返しですから」
亀「お返し?」
米沢「今回、亀山さんに命を助けて貰ったんですから」
亀「うん……それじゃあ」
米沢「はい」
あれはやはりパンツに隠してたんだろうか……気になる……(笑)
しかしいい奴だな鑑識は。今回超男前だったしいい奴だし。
■先手打っちゃいました。
片付いた特命部屋に駆け込んできた角田、を迎えて。
亀「お、暇か? ははは」
角田「亀ちゃん。びっくりしたよー……マジかよ!」
亀「ああ……あっ、課長。(コーヒー瓶を取って)次からは課長が買って下さいね。
ここ、置いときますから」
角田「ああ、あの……」
亀、ここで特命の出欠名札を見つめる。
自分の名札を取ってポケットにしまう。
ここでこの音楽流すのは反則だろうと思う。うわー……
亀「じゃあ」
角田「ああ……」
亀「(大木と小松の肩を叩いて)元気でな! みなさーん、さよならー!」
暇か? 殆どマトモに喋らせてもらえてない(笑)
■やっぱね。そうだよね。
廊下をひとり歩く亀。そこに背後から呼びかける某人物。
伊丹「おい!」 ←まぁ例によって超横柄。
立ち止まり、振り返る亀。
伊丹「『元』特命係の亀山ぁ! ケツまくるとは、お前らしいぜ」
亀「何とでも言え!」
伊丹「てめぇなんかな、ジャングルの奥で死んじまえ!」
亀「へっ、そうなったら真っ先にお前んとこ出てやるよ」
伊丹「おおぅ上等だコラぁ!!」
亀「へっ」
ふたりとも必要以上に近付かず、無言。
伊丹「……とっとと行けよ、馬鹿野郎」
亀の返事をまたずさっさと背を向ける伊丹。
亀「てめぇが呼び止めたくせして何だその言い草はぁ!
お前こそ、とっとと死ね!!」
一度も振り返らず、手だけ振って去る伊丹。
大変わかりやすくて申し訳ありませんがこういうシチュに弱いわけで。
(色々と思うところはあれど)ストレートに泣けるのであった。
ホントね、このふたりの関係性がよーく現れてる別れのシーンだと思うわ。
特に必要以上どころかかなり離れた位置でずっと会話したり
相手の返事を待たなかったり憎まれ口ばっかりだったり
ていうか多分互いの内心は割と通じてると思われる素振りだったりとか
色々と感慨深いわけですわ。じーん。
亀と伊丹ってどうしようもなく似てるよなと思う。そんだけ。
■さいご。
警視庁ビルを見上げ、ひとり去る亀。
シンプル。
けどそれがいいよな。あっさりがいい。
■ここに戻る。
小野田と右京が歩いている。
小野田「また、ひとりになったねぇ」
右京「ええ……」
小野田「何か、食べて帰る?」
右京「いいえ」 ←にべもないね
ホントここはおかしい関係だ(笑)
右京は小野田のこと大嫌いなはずなのだが、というところが
やっぱり口調と態度によく現れてていつも面白い。
ていうか一徳が全て悪い。色々な意味で(笑)
■相棒。
歩く亀の元に右京さんから電話。珍しい。
ていうか亀は右京さんのこと『杉下右京』って登録してるのねー
亀「はい」
右京「僕です」 ←そりゃわかるわ(笑)
亀「はい……どうしました?」
右京「一言、言い忘れていました」
亀「え?」
右京「どうか、気をつけて行って下さい。……以上です」
亀の返事も何も聞かず、さっさと切る右京。
で、亀はそこはかとなーく嬉しそうだったりする。
ああ、やっぱ相棒だな。と思うのだった。
過剰にしめっぽくもなく、ふたりの別れとしてはしっくりだよね。
それぞれ別々の場所で歩き出すふたり。
……ということで、終わってしまったよ。亀卒業しちゃったよ。
普通だったね。極めて。何か拍子抜けするくらい普通だった。
救いだったのはべたべたした別れ方じゃないこと。
まあいい歳してるんだから過剰にべたべたした別れだったらキモいが(笑)
理想的な別れのシーンだよなぁと思う。それぞれ皆『らしい』別れ。
やっぱうまいなぁ。8年の積み重ねが効いてるなぁと思う。
さて。
まあ別項で書くぐらいなんでアレなんだけど。
正直どうなの。と思わなくもない(若干ひより気味)
伏線としてはあまりに弱くないか? 突然のサルウィン行き。
7-01、02話から3ヶ月もあったなら、その間の亀の心境の変化とか
サルウィンに心が動いてるらしいところは03~07話でちらっとでも書けよと。
それがあればもうちょっとは納得いったであろう。
ホントに急遽やっつけで亀を海外に飛ばしたとしか思えなくて凄い違和感。
まだ警備部栄転の方が良かったんじゃないかと思うのだが。
亀にあそこまで言わせてしまった以上、戻ってくることはありえないだろうと思うし。
戻ってきたらそれこそ張っ倒したくなってしまう(笑)
とにかく亀の海外行きへの決意は唐突すぎたし、
そもそも何故『正義』を教えたいと思ったのかもイマイチ納得しづらい。
亀は『正義』よりも『情』の方に寄った人間じゃなかったのか?
絶対的な『正義』を司る右京と『情』によって揺れる亀がいるから
このコンビが成立していたわけであって、
最後の最後で亀は何故そっちの方に強く振れちゃったのかがよくわからない。
右京さんに影響されて『正義』を教えたいと思った、でもまぁいいんだけど。
でも亀の口から最後にその言葉を聞くのも唐突すぎる。びっくりだ。
まあ来年もあるという元日SPは『片棒』なわけだが。
今のところ全くわからない新・相棒。
ていうか新たな相棒は現れるのか? 寧ろ現れなくてもいいよとも思うが。
実際に誰かが特命飛ばされてくるよりも
もう今までのレギュラーがいちいち事件持ち込んでくる形式にしたらどうだろう(笑)
といいつつ新相棒が誰になるか、誰も来ないのかも含めて
何だかんだで相棒から目が離せないのも事実なので
新年SP一応はちゃんと楽しみにしてますよ。
たぶん例年通りダレるだろうなとは思ってるが(笑)
<次回>
前回は豪華寝台列車、今回は豪華客船ですか。
じゃあその次は飛行機ですかね。とか言ってる場合じゃないね!
取り敢えず予告に亀がいないことが予想以上にショックである。
でも元日から相棒楽しめるのはホントに嬉しい。
正月ってろくな特番ないんだもん……(笑)
公式から亀の写真が消滅。ショックだ。
ていうか美和子も一緒にレギュラーから消えちゃうんだよな……
うわああああああああ何かじわじわきてる色々。
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