つくば市長の名誉毀損訴訟:政治団体、提訴に反論「ビラ間違ってない」 /茨城
毎日新聞 2012年10月20日 地方版
つくば市の市原健一市長が、各戸配布のビラの内容が名誉毀損(きそん)だとして損害賠償を請求する訴えを起こしたことに対し、ビラを発行した政治団体「輝くつくばを女性のリーダーと創る会」が19日、記者会見を開いて反論した。
同会の長塚俊宏顧問は発行目的を「市長選の争点の一つとしたい」と説明。ビラは約5万部印刷したという。特別養護老人ホームの「補助金の一人占め!」との見出しに、市原市長が「せいぜい10〜20%」と反論したことについて長塚顧問は「(許認可の)調整弁が現市長の立場。表現は間違っていない」と語った。休止した市立病院から市長が経営する病院に「患者を取り込む」と記載した根拠について同会は「多くの住民から話を聞いた」という。市によると、入院患者60人中、市長経営の病院に移ったのは1人。【安味伸一】