中国、国防費世界2位に…軍人の給料を4回かけて大幅アップ

中国、国防費世界2位に…軍人の給料を4回かけて大幅アップ

2012年11月02日09時22分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  「換骨奪胎」。

  2004年9月人民解放軍指揮権を手にした胡錦濤が軍事分野で成し遂げたことを香港の文匯報はこのように要約した。

  胡錦濤は5年前の17期党大会で「富国と強軍こそ中国特色の社会主義発展を成し遂げる二大基礎だ。経済発展成果を国防現代化建設に拡大して、国防現代化建設を再び経済発展の重要な追求力とする」と宣言した。これは改革・開放初期「当分、世界大戦は起きない」という戦略的判断のもと、大規模軍縮を断行した鄧小平と正反対のアプローチだった。

  胡錦濤は▼大々的な国防費の増額▼軍事訓練の重視▼軍人福祉の向上を通して軍の体質を変えた。2000年1207億人民元(約1兆5500億円)で世界7位だった中国国防費は、2011年6011億人民元で世界2位に駆け上がった。慢性的な西側との軍事力格差は購買・改造・開発方式で克服した。ヴァリャーグ艦を改造した航空母艦遼寧艦の正式就役と、東風系列の最新鋭戦略ミサイル開発はその成果だ。香港サウスチャイナモーニングポストは1日、遼寧艦に搭載されるステルス戦闘機「殲-31」が試験飛行に成功したと報道した。

  胡錦濤は軍事訓練を強調してきた。「強訓治軍(厳しい訓練で軍隊を治めること)をモットーに、実戦経験が不足した中国軍の弱点を訓練で解決した。2005年8月、中ロの陸海空軍3万人が参加した「平和使命-2005」軍事演習が実施された。人民解放軍初の多国籍軍事訓練だった。胡錦濤の8年間で、陸軍中心の防御型軍隊が大規模な起動能力を備えた攻撃型軍隊に変身した。海軍は中国の海上防御線と見なされた第1列島線(日本、沖縄、台湾、南シナ海などをつなぐライン)を突破し、空軍と第2砲兵は大陸間長距離精密打撃能力を備えた。

  胡錦濤は軍人給料を4回にかけて大幅に引き上げた。無償医療、退役軍人医療保険施行など軍人福祉を強化している。
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