NHK広島県のニュース　広島放送局

• 
• 

女性に乱暴　懲役２８年判決

おととしからことしにかけて広島市に住む７人の女性に乱暴しけがをさせるなどしたとして暴行致傷などの罪に問われた４５歳の男の裁判員裁判で広島地方裁判所は、「卑劣で悪質な犯行で刑事責任は非常に重い」などとして懲役２８年の判決を言い渡しました。
住所不定の家屋解体塗装業、内田潤被告（４５）は、平成２２年５月からことし２月にかけて、いずれも広島市に住む当時１５歳から５０歳の女性７人の自宅に侵入し、就寝中などの女性を乱暴してけがをさせるなどしたとして暴行致傷や住居侵入などの罪に問われました。
２日の判決で広島地方裁判所の芦高源裁判長は、「自宅で無防備だった女性を脅迫して暴行し、さらにその後も口止めするなど卑劣で悪質な犯行だ。事前に手袋を用意するなど手慣れた手口で常習性も認められる」と指摘しました。
そのうえで、「刑事責任は非常に重く被害者も厳しい処罰感情をもっている」として検察の懲役３０年の求刑に対して懲役２８年の判決を言い渡しました。

11月02日　18時50分

•