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政治
参院で11月2日に緊急質問、野党各党が“問責首相”追及へ
2012.10.31 19:59
[国会]
参院は2日に本会議を開き、先の通常国会で可決した問責決議に対する野田佳彦首相の認識をただす「緊急質問」を行う。参院の野党各党が31日の国対委員長会談で合意した。民主党は反発しているが、参院で多数を占める野党側が1日の議院運営委員会理事会で緊急質問を行う本会議開催を正式に決める運びだ。
参院では首相問責決議を理由に、首相の所信表明演説のための本会議を開いていない。ただ、問責決議を「重く受け止めている」としながらも政権運営を続ける首相に対し、野党各党は「“問責首相”の未来の話は聞けないが、過去の失政を追及する場までは放棄しない」として、緊急質問の実施を決めた。
緊急質問は、国会法に「緊急を要する場合は院の議決で口頭で質問することができる」(76条)と規定されている。実施されれば昭和60年4月以来、27年ぶりとなる。
自民、公明両党などは、首相を本格追及するため衆参両院での予算委員会の開催を求めている。参院での緊急質問は予算委開催に向けた環境整備のための「苦肉の策」ともいえる。
これに対し、民主党の池口修次参院国対委員長は31日の記者会見で「代表質問などで聞ける話だ。なぜ緊急質問をやるのか大変疑問を持っている」と反発した。別の民主党幹部は、衆院予算委開催の前提として、赤字国債発行のための特例公債法案の衆院財務金融委員会での審議入りを求めた。
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