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政治
「責任放棄するものだ」 野田首相、総辞職を否定 参院で緊急質問
2012.11.2 13:25
[野田首相]
参院は2日の本会議で先の通常国会で可決した野田佳彦首相への問責決議を踏まえ「緊急質問」を行った。首相は「政権の延命にきゅうきゅうとしていない」としながらも、内閣総辞職について「首相としての責任を放棄するものだ」と否定。衆院解散には「時が来ればきちっと自分で判断したい」と述べるにとどめた。
衆院の「一票の格差」是正と定数削減に関しては「同時に結論を得るべきだ」と述べ、自民党が求める選挙区の「0増5減」の先行実施に難色を示した。定数削減は与野党調整が難航しており、解散へのハードルを引き上げた形だ。
問責可決には「深く肝に銘じ重く受け止めている。反省すべきは反省し国政に取り組む」と語った。
国会法76条で認められた緊急質問は昭和60年以来、27年ぶり。野党が多数の参院では問責可決を理由に、首相の所信表明演説と代表質問を拒否したが、野党は方針転換し、民主党の反対を押し切って実施した。
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