超マリ男兄弟


ルイ児『兄さん、僕らより仲が良い兄弟なんていないよね』

マリ男『もちろんだとも弟よ。けっして断ち切れぬ鎖、それが我らの絆よ』






マリ男『危ないルイ児!!ぉぉぉぉぉ!!』

ルイ児『さぁーーーん!!』

マリ男『ぐふぅぅ・・・俺にかまわず先に行けい・・・』

ルイ児『い、嫌だあぁーーー!!俺達いつもいっしょだったじゃないかぁ!!』

マリ男『ふっ・・・、泣くな弟よ。ヤツを道連れに出来るのだ、笑って見送れい』

ルイ児『に、、兄さぁーーん…』






マリ男『ーラオラオラオラオラオラオラぁ!!』

ルイ児『ヒャッホー!!今日も兄さんの拳が天を切り裂くぜ』






あの地平線 輝くのは どこかに君を 隠しているから

たくさんの灯が 懐かしいのは あのどれか一つに 君がいるから

さあ出掛けよう 一切れのキノコ フラワー スター鞄に 詰め込んで

父さんが残した 熱い想い 母さんがくれた あのまなざし






「どうどう!俺が身体を預けるのはヨッシーのみ






すい〜すい〜すい〜♪






マリ男「俺達兄弟を突き動かすモノは金じゃない」

国王 「ぬうぅぅ、ワシの依頼を無視すると言うかぁ!
ワシはこの国の王ぞ!神と等しい存在なるぞぉ!!」

ルイ児「ならば神とも喧嘩するまでさ」






少女 「でも、お金・・・これしかないの。コイン10枚…」

ルイ児「十分さ、これで…」

マリ男「よし、行くぞルイ児!」

ルイ児「うん。ところで、国王の頼みはどうするの?」

マリ男「ふん、ついでに何とか姫とやらを助ければ文句なかろう」

ルイ児「ははは、兄さんらしいや」

マリ男「・・・」






クッパ「マリ男?・・・そんな下郎しらぬ」






クッパ「ちっ!くだらぬ時を過ごした」






クッパ「戦士だからこそ殺す価値があると言うもの」






キノコ王国暦3458年、王国を壊滅の危機に追い込んだクッパ一味と

謎の兄弟の戦いが正史に記録されている。

が、クッパと兄弟の直接的な接点は何一つ明らかにされておらず、

なぜクッパと兄弟が死闘を繰り広げたのかは歴史的謎である。

最も有力だった国王から莫大な報奨金を得て戦ったと言う説も、

現在では間違っていた事が証明され、事実は歴史の闇に埋もれたままだ。






ルイ児「我が兄マリ男、任天道1800年の歴史において史上最強の戦士」


「その比類なき剛拳は一撃一撃が必殺の威力を秘め、神すら凌駕する…」






マリ男「任天道1800年の歴史の中、最も跳躍力を誇り華麗なる技を持つ男…、我が弟ルイ児」

「味方には限りない慈愛を、敵には冷徹に…そして残酷に」

「ふ、我が弟ながら恐ろしい漢よ」






その者達、任天道を会得せし強者なり






任天道の伝承者を決める戦い、

人々は畏怖を込めて"スマッシュブラザーズ"と呼んだ…。






最も伝承者に近いと噂されていた風船闘士を破り、

任天道四天王に戦いを挑み伝承者となったのは…

他ならぬマリ男であった。






マリ男が強者と戦う時、いつも雷鳴が轟き雨が降った。

今対峙している漢はメットと名乗った。

マリ男は相手の名を心に刻む・・・。

そして、心中で相手を殺す覚悟と自分が殺される覚悟の両方をした。






ルイ児『この闘い、、、僕の目を持ってしても先が読めない…』






ルイ児『兄さん以外なら、最初の一撃で死んでいるぞ!!!』









続く……