大手銀行のインターネットバンキングで暗証番号などの入力を求める偽画面が表示された事件で、新たに三菱UFJニコスとネット専業の住信SBIネット銀行、楽天銀行でも偽画面が確認されたことが、各社への取材でわかった。ネット銀行で確認されたのは初めて。楽天では、偽画面に入力した個人情報が悪用されたとみられる不正な出金もあった。
ニコスでは、10月31日にカード会員向けサービスのページで偽画面が表示された。住信SBIでは10月31日と今月1日、取引用のサイトにログインした顧客から偽画面を確認したとの連絡があった。
楽天では10月30日夜に顧客がログインした際に偽画面が出て、暗証番号を入力。その後顧客の口座から不正な出金があった。