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ネットバンク 50人余に被害か
10月30日 4時36分

ネットバンク 50人余に被害か
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ゆうちょ銀行など3つの銀行のインターネットバンキングで、利用者がパソコンからログインするとIDやパスワードを不正に入力させる画面が表示される問題で、50人以上がIDなどを実際に入力していたことが分かりました。
外部に送信され盗み取られた疑いがあり、銀行は預金が不正に引き出される実害が出ていないか確認を急いでいます。

この問題はゆうちょ銀行と三菱東京UFJ銀行、それに三井住友銀行で、利用者がパソコンでネットバンキングにログインした際、IDやパスワードを不正に入力させる画面が突然表示されるものです。
警察庁はIDなどを盗み取る新たな手口とみていますが、30日までに銀行に寄せられた通報をまとめたところ、パソコンに不正な画面が表示されたという利用者は3つの銀行で64人にのぼり、このうち50人以上は実際にIDやパスワードを入力していたことが分かりました。
こうしたIDなどは外部に送信されて盗み取られた疑いがあり、各銀行はすぐに変更するなどの措置をとったうえで預金が不正に引き出される実害が出ていないか確認を進めるとともに、利用者に注意を呼びかけています。
また警察は、何者かがセキュリティーが不十分なパソコンをねらってウイルスに感染させ、不正な画面が表示されるよう仕組んだとみて捜査を進めています。

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