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できごと
年40万人利用の人気施設が閉館検討 橋下市長の補助金廃止方針で
日本初の本格的な子供向け博物館「キッズプラザ大阪」(大阪市北区)を運営する大阪市の外郭団体「市教育振興公社」が、市の補助金見直し方針に伴い、平成29(2017)年度に同プラザの閉館を検討していることが1日、分かった。
同公社は「補助金が打ち切られれば運営は困難」としており、年間約40万人が訪れる人気施設が姿を消す可能性が出てきた。
年1億4千万円をカット
キッズプラザ大阪は複合施設「扇町キッズパーク」内にあり、「遊びながら学べる」をコンセプトに平成9(1997)年7月に開館。実験や職業体験などを通じて社会勉強を行うことができる。
市が土地信託事業として整備し、運営費として年約1億4千万円と賃料約3億5千万円を補助してきた。しかし、外郭団体の財政関与を見直す橋下徹市長の方針で平成28年度末に運営補助金を廃止、賃料負担も見直す方針が打ち出された。
同プラザの年間運営コスト約5億円のうち市の補助は約3割。同公社は「市の補助がなければ、入館料を値上げしたとしても運営は困難」としている。
【関西の議論】日本初の公立婦人会館も廃止?橋下改革に女性たち猛反発
(次ページ)市は「仕方ない…」
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