転職サイト「DODA(デューダ)」などを展開する人材会社インテリジェンスが、22〜34歳の会社員の貯金額を調べたところ、平均額は前年より18万円多い338万円で、調査開始から3年連続で増えた。同社は「先行きに不安を抱え、意識的に貯金する人が増えている」と分析している。
3月にインターネットを通じて、全国5千人を調べた。貯金額は「50万円未満」が23%で最も多く、「100万〜200万円未満」が18%、「50万〜100万円」が14%と半分以上が200万円未満。一方、「500万〜1千万円」が12%、「1千万円以上」が7%いて平均を引き上げた。
貯金額は年収に応じて多くなる傾向があったが、「年収800万〜900万円未満」は、その上の年収層より多かった。年収900万円以上では、使わなかったお金を貯金していると答えた人が多かったが、900万円未満では節約や運用で意識的に増やそうとしている人が多かったという。