【社説】変態発言繰り返す若手議員が民主党の未来なのか

 野党・民主統合党(民主党)の金光珍(キム・グァンジン)議員(31)が、国会議員になる前の2010年12月、自身のツイッター(簡易投稿サイト)に加虐的で変態的な性行為を連想させるような文を数十回にわたり投稿していたという。金議員は自身の友人、同僚と思われる人たちに対し「次に酒を飲むときにはむちと手錠を必ず持ってくること。ナース服と学校の制服も」「取りあえずむち、手錠、犬の首輪、ろうそくを準備して、ビデオカメラもあった方がいいだろう。…○○先生、ちょっと運動しましたね? 私は健康な人が好きだから」と書き込んだ。金議員は国会議員に当選した後の今月4日、ツイッターに「食事の支度がうまくできなければ私にむちでたたかれると思われている。怖がるなんて」とも書き込んでいた。2004-06年には、自分のミニホームページに「彼女ができたら母親が市内にマンションを買ってくれるそうです。マンションを買ってもらうまで誰か彼女になってくれませんか」とも書いていた。

 金議員がツイッターなどに投稿した内容を見ると、まともな倫理と道徳意識を持った人なのかという疑問が生じる。手錠とむちを利用した性行為、制服を来た女子高生、特定の制服を着た女性に対する性的なコメントは、違法に流通するわいせつ物の中でお決まりの素材だ。金議員は過去のインターネットの書き込みが問題となるや「ツイッターは基本的にユーモアと風刺があるものではないか」と反論した。しかし相手に性的な侮辱や羞恥心を与えるような文章をツイッターで公開しておきながら、それをユーモアや風刺などと考えること自体が正常の範囲を大きく逸脱している。

 金議員は今年初め、新年の願いが「明博急死(李明博〈イ・ミョンバク〉大統領の急な死亡)」だという他人の書き込みをリツイート(転載)したほか、昨年11月にはツイッターで元老団体「オボイ(親の意)連合」に対し「年を取るなら美しく取れ」と乱暴な言葉を浴びせた。今月19日にはペク・ソンヨプ将軍(韓国軍の功労者)を「民族の反逆者」呼ばわりした。

 民主党が、今年4月の総選挙で若い金議員を比例代表として擁立したのは、金議員が民主党の未来を率いる次世代のリーダーだと判断したからだろう。そのような若手議員が常習的に国民に嫌悪感を与えるような常識以下の発言をインターネットに書き込んでいることが明らかになった。民主党は、今なお金議員が民主党を支持する若手で30代を代表する人物だと考えているのかを明らかにし、そうでないならば金議員に対し適切な措置を取るべきだ。

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