ヤード一斉立ち入り 中国籍の男2人逮捕

(2012/11/ 1 07:59)

 外国人犯罪の温床になっているとして県警や名古屋入国管理局、県、関係各市が31日に行った「ヤード」と呼ばれる作業場の合同一斉立ち入り調査で、県警は不法残留していたとして、静岡市清水区と浜松市南区のヤードで働いていた中国籍の男2人を入管難民法違反の疑いで現行犯逮捕した。県内のヤードも不法滞在者の隠れ家となり、外国人犯罪を助長している可能性があることがあらためて浮き彫りになった。
 県警国際捜査課によると、逮捕された男2人は不法残留の理由について「お金を稼ぎたかった」「給料が良かった」などと供述しているという。
 一斉立ち入り調査は古物営業法に基づき、県警の捜査員や名古屋入管、県、市の職員計約150人が34カ所で実施した。従業員の身分確認の不徹底、帳簿類の記載不備などで計22件の警告・指導を行った。
 県警国際捜査課の及川博行管理官は「今後も行政機関と連携を強化し、不法ヤードを徹底的に取り締まる」と話している。

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