野田佳彦首相は2日の内閣記者会とのインタビューで、8月に自民党の谷垣禎一前総裁と会談した際、首相が「2013年度予算編成はしない」と伝えて秋の衆院解散を確約したとの見方が出ていることについて「天地神明に誓って密約はない」と述べ、全面的に否定した。
首相は谷垣氏との会談について「『予算編成と解散は連結するものではない』と言った事実はあるが、『予算編成をしない』という言い方はしていない」と強調した。
一方、石原慎太郎前東京都知事や橋下徹大阪市長らが目指す「第三極」結集の動きに関しては、「第三極の言葉が踊っている。現実につくられるのかどうか。政策、顔触れ、連携もまだ見えていない」と述べ、結集に懐疑的な見方を示した。
[時事通信社]