第3回埼玉県民がんサイエンスサロン (旧称:埼玉県民がんフォーラム) 「がんの謎―見てみよう!がん細胞とDNA」
課所名: がんセンター
担当名: 臨床腫瘍研究所
担当者名: 菅沼、角
内線電話番号:
直通電話番号: 048-722-1111
Email: n221111@pref.saitama.lg.jp
日本人の三人に一人ががんで亡くなる今日、がんは誰にとっても他人事ではなく、誰もが日常的に直面する問題です。
がんについての基礎を学ぶ教育普及が求められています。
県立がんセンター臨床腫瘍研究所は病院に併設され、がん予防・診断・治療の各部門において、がん本態の解明をめざし、臨床に結びつく研究を行っています。
当センターの研究員が、がんの科学面について話題を提供し、県民と共に討議し、理解を深めることを目的に、講演と実習「見てみよう!がん細胞とDNA」による、がんサイエンスサロンを開催します。同時に、研究所紹介(ポスター展示と説明)と研究所見学(希望者)も実施します。
日時:平成24年11月10日(土曜日)13時~16時30分(12時開場)
場所:埼玉県立がんセンター講堂(参加無料)
対象 がんのサイエンスに興味のある方 募集定員 約80名
講演1 a. がんを学ぶ (当研究員)
b. ここまでわかったがんの原因と遺伝子の変化(当研究員)
実習 がん細胞とDNAを見てみよう!
講演2 「がん研究と診療をつなぐ:最新の肺がん治療 」
日本医科大学付属病院化学療法科 教授 久保田 馨
同時開催 (1)研究所紹介(ポスター展示と説明)
(2)研究所見学(希望者)
主催:埼玉県立がんセンター
後援:埼玉県医師会・埼玉県健康づくり事業団・埼玉新聞社
申込み ・問い合わせ先:がんセンター臨床腫瘍研究所
TEL:048-722-1111
FAX:048-722-1739
E-mail:forum@cancer-c.pref.saitama.jp
ホームページhttp://www.saitama-cc.jp/
がんサイエンスサロン
日本人の三人に一人ががんで亡くなる今日、がんは誰にとっても他人事ではなく、誰もが日常的に直面する問題です。
がんは遺伝子の病気であることが明らかになり、ヒトの全遺伝子の配列の解読が終了して21世紀を迎えました。
高度先端医療技術が発展し、高度のがん医療を受けられる人々がいる一方、地域格差などのために十分ながん医療を受けられない人々もいます。
「がん対策基本法」が平成18年に制定され、がん対策の充実と治療の地域格差解消のための努力がなされています。また、確実に直面する高齢社会での医療、社会福祉のあり方が問題になっており、総合的な解決が求められています。
これまで、私達は県民の皆様に積極的に研究内容や「がん情報」を発信してきました。平成22年度より全国科学技術週間参加企画として埼玉県民がんフォーラムを開催し、皆様にその時々の「がんについてのさまざまな話題」を提供して、共に考える機会を持たせていただいています。
併せて、私達の研究についてもポスター展示で紹介しています。
第1回がんフォーラム(平成22年4月17日)は「がん哲学と豊かさを求めて」~医療・研究・ケア・県民をつなぐ~をテーマとして開催しました。フォーラムでは、病理学者、生活経済学者、患者、研究者、医師など様々な分野や立場の人々が意見を述べ、「自分や家族ががんに直面したとき、どのようにがんを受け止め、対処したらよいのか」について討論しました。
第2回がんフォーラム(平成23年5月21日)では、「明日のがん医療」をテーマに開催しました。日本や埼玉県のがん医療の現状と今後の展望、あるべき方向性などについて県民レベルで討論しました。
今回の第3回は、ますます専門性を深めているがん研究について、研究者と市民との知識の溝を埋めるために、がんの科学面について、研究者が話題を提供し、県民と共に討議し、理解を深めることを目的に、講演と実習「見てみよう!がん細胞とDNA」による、サイエンス・サロン形式で開催します。